美意識のありか―万葉のこころが育てた感性

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  • サイズ A5変判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863291744
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本人独自の感性はどこからくるのか。



日本人の美的感性は、世界的にみても独特であると言われている。自然の風物が造り出す形・音・色・光と影を細やかにとらえながら、歌・童話・布地の模様などに描き出す。花鳥風月のことばが示すように、自然界にあるさまざまな風物、虫や鳥の形や声、風が運ぶ音や刻一刻と移り変わる景色の妙、月が映し出す幽玄の味わいなど、その感覚の細やかさは、どこからくるのだろうか。

本書は、伝統文様のデザイナーである著者が、その美意識の源を具体的にたどるひとつの方法として、明治・大正・昭和初期の近代教科書の挿絵と文章に探り、脈々と受け継がれてきた感性を明快に語る。

【目次より】



〈一〉四季の移ろい



   挿絵が育てた四季の感性/人の一生/米と稲わらの文化/蝶・蜻蛉・虫の声



〈二〉超越する存在



  「小さ子」の物語/大樹のはなし/仰ぎ見る富士・登る富士



〈三〉風雅のおしえ



   花を待つこころ/そろったことば/洋薔薇と文明開化/月に想いを/

   雪月花・こころ澄むかたち/小学唱歌と童謡



〈四〉生活の美



   生活に美を/日常の美とやすらぎ/子どもに教えた日本の模様/

   図案からデザインへ

樹下 龍児[キノシタ リュウジ]
著・文・その他

内容説明

日本人独自の感性はどこからくるのか。自然の風物が造り出す形・音・色・光と影を細やかにとらえながら、歌・童話・布地の模様などに描き出す。この美意識の源を、近代教科書の文章と挿絵に探り、どのように育まれ、受け継がれてきたのかを明快に語る画期的な一冊。

目次

1 四季の移ろい(挿絵が育てた四季の感性;人の一生;米と稲わらの文化;蝶・蜻蛉・虫の声)
2 超越する存在(「小さ子」の物語;大樹のはなし;仰ぎ見る富士・登る富士)
3 風雅のおしえ(花を待つこころ;そろったことば;洋薔薇と文明開化;月に想いを;雪月花・こころ澄むかたち;小学唱歌と童謡)
4 生活の美(生活に美を;日常の美とやすらぎ;子どもに教えた日本の模様;図案からデザインへ;文様のなかに風が吹く―コプト織と曼荼羅をこえて)

著者等紹介

樹下龍児[キノシタリュウジ]
1940年、旧満州、奉天(現瀋陽)に生まれ、北九州に育つ。1964年、東京都中央区人形町に、伝統文様デザイン工房「龍事務所」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

5
教科書の挿絵の解説を軸に日本人の美意識について格調高い言葉で綴られている本。絵もそれに添えられた文章もともに美しいと感じました。西欧の文化に対して自国の文化を卑下するのではなく、こういった感性を尊重する心を持ってもらいたいものです。花鳥風月、雪月花のこころは季節の変わり目の繊細な風趣を「もののあわれ」へと昇華させた日本人の美意識。日本の自然には、人びとの想いを拒まない優しさがある。小学生にとって「もののあわれ」の味わいを原文から理解する難しさはあるが、品格ある洗練された挿絵がその理解に役立つ。虫の鳴き声を2021/11/23

RYU

2
明治維新から太平洋戦争後辺りまでの教科書とその挿絵から、日本の美意識の源を探る。日本では、農を文化の基本とし、虫の鳴き声を情緒(世界の中でも稀)として、四季の移ろいを感じてきた。花を待ち月を愛でて穏やかに心を遊ばせてきた。情緒に届く力のある唱歌や童謡、一つ一つに植物や自然のありさまになぞらえて味わい深い呼び名がつけられている幾何学模様などに、和のこころが生きている。2019/11/06

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