集団就職―高度経済成長を支えた金の卵たち

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863291515
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0036

出版社内容情報

集団就職という社会現象の実態を聞き書きにより明らかにし、働くことの本質を集団就職体験者たちの言葉から問い直した力作。彼ら彼女たちの存在がなければ、戦後復興はなかった――

昭和30年前後から昭和50年代前半にかけて、〈集団就職〉という社会現象が存在した。中学卒の少年少女たちがまさに出征兵士のごとく、東北から関東方面へ、九州・四国・沖縄から京阪神・中京方面へ、企業側の求人に応じて就職していった。彼ら彼女らの存在がなければ戦後復興も経済成長もなかった。本書では、〈集団就職〉の実態を、主に西日本域出身者たちへの聞き書きにより明らかにし、現代史の中で正当に評価しようと試みた。さらに、働くことの本質を集団就職体験者たちの言葉から問い直した力作。

序 章 見送る人たち

    出征兵士を見送る思いだった



第1章 京・阪神で働く

    仕送りすることだけを考えていた



第2章 中京で働く

    強盗に初任給を奪われる/手に職を持った誇り



第3章 関東で働く

    境遇は選べないが生き方を変えることはできる



第4章 僕らは南の島からやって来た

    沖縄から来て働くということ



第5章 年季奉公

    働く者に貧乏なし



第6章 隔週定時制高校

    大きな財産として自分を支えている



第7章 いま、働くことの意味を問う

    彼らの果たした役割



[付] 集団就職をめぐる年表

澤宮 優[サワミヤ ユウ]
1964(昭和39)年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学史学科卒、早稲田大学日本文学専修卒。『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。昭和の庶民史をテーマに幅広く執筆。
主な著作に『昭和の仕事』(弦書房)『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』(原書房)『廃墟となった戦国名城』(河出書房新社)『「考古学エレジー」の唄が聞こえる《発掘にかけた青春哀歌》』(東海教育研究所)『ひとを見抜く《伝説のスカウト河西俊雄の生涯》』(河出書房新社)ほか多数。

内容説明

彼ら彼女らの存在がなければ、戦後復興、経済成長はなかった。当時(昭和30年代~昭和50年代前半)の経験者たちへの聞き書きから“集団就職”の現代史上での評価を促し、働くことの本質を問い直す渾身の記録。

目次

序章 見送る人たち
第1章 京・阪神で働く―鉄鋼と紡績の街
第2章 中京で働く―繊維と陶器と鉄鋼の町
第3章 関東で働く―京浜工業地帯
第4章 僕らは南の島からやって来た
第5章 年季奉公―封建的労働の名残り
第6章 隔週定時制高校―織姫たちの青春
第7章 いま、働くことの意味を問う
付 集団就職とその時代

著者等紹介

澤宮優[サワミヤユウ]
1964(昭和39)年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学史学科卒、早稲田大学日本文学専修卒。『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。昭和の庶民史をテーマに幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

39
高度経済成長を影で支えた大量の中卒労働者たち。昭和30〜50年の集団就職者だった方への聞き取り。貧困のレベル、労働環境のレベルが平成の今とはあまりに違う。もちろん今もワーキングプアとかあるし、もう経済は成長していかない不安もあるけれど、この方たちのがんばりに比べて、わたしらひ弱と言われてもしょうがない? 「仕事は楽しいとか楽しくないとか全然思ってない。仕事だからするのが当たり前。嫌だともつらいとも思わない。仕事が出来るだけで満足」とかいわれちゃうと…。達観だわー。2017/08/03

fwhd8325

32
東京で育ったから、集団就職の現実を目の当たりにしたわけではないけれど、それでもクラスの中には、中学を卒業し、社会人になった仲間もいた。自分自身もそうなる可能性が全くなかったのではなかった。ここに登場する方の中で「人は楽な方へ、楽な方へと行く」と語っています。時代が違うから、この時代と今を比べるべくもないが、私も含めて、どこか、地に足がついていないというか、軽くなってしまったように思います。「もはや戦後ではない」という戒めがずしんと響いてくる時代だったんだと思います。2017/08/15

imagine

7
表舞台には現れない、価値のある仕事や人生にスポットをあてる名人、澤宮優さんの新作。東北出身者が多く悲壮感をもって語られることの多いこの題材。著者はあえて九州出身者を中心に、一人ひとりから話を集めてゆく。沖縄出身者が毎年甲子園に試合を観に行っていたとあらば、当時の記録を紐解くなど丁寧な仕事ぶり。多治見のタイル業や隔週定時制高校の存在など初めて知ったことも多く、日本産業史の一部を垣間見ることができた。2017/08/27

田中峰和

6
15歳の子どもに仕事の向き不向きや将来性などわかるはずがないので、中学に来る求人を振り分ける教師に任せるしかない。卒業後の生徒の状況を視るため職場を行脚する熱心な教師もいれば、満足な説明もせず生徒を会社に送り込む教師もいる。集団就職列車を撮り続けたカメラマンには、19歳で繰り上げ召集された自身の辛い体験と重なった。「二丁目の夕日」の少女は夢みた職場が実は個人商店だったことにショックを受け、「ひよっこ」では職場になれた途端に会社は倒産。集団就職は様々なドラマを生みながら高度成長期の終焉とともに過ぎ去った。2017/09/21

hitotak

5
勿論現在でもブラックと呼ばれるハードな職場はいくらでもあるけれど、ここで語られる高度経済成長期の製造業現場の過酷さは今と比べ物にならず、隔世の感がある。当時の、労基法もあってないような滅私奉公ぶりには頭が下がる思い。こんな辛い仕事に中学を出たばかりの未成年が従事していたのか…と考えれば、現在のブラック企業で働く若者たちに対する高齢者の共感と同情がいまいち足りないのも当然か。がむしゃらに働き続けたなかでも、しっかりと自分の核になるような技術や人生観を身に着けたという自負がどのインタビューにも感じられた。2017/07/30

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