内容説明
怖ろしさと懐かしさ。ああ。そこに伏せて、立つもならず、座るもならず、風にふかれるときの気持ちはどんなものか。独特の語り口で「人間」を描く作家の眼に世界はどう広がっているのだろう…待望のエッセイ集。
目次
1 子どもの頃、そして祖母のこと
2 作品
3 旅と写真
4 本と人
5 絵画
6 癖
7 地球
8 この世ランドの眺め
著者等紹介
村田喜代子[ムラタキヨコ]
1945年、福岡県北九州市八幡生まれ。1985年、自身のタイプ印刷による個人文芸誌「発表」を創刊。1987年『鍋の中』で芥川賞を受賞。1990年『白い山』で女流文学賞、1992年『真夜中の自転車』で平林たい子賞、1998年『望潮』で川端康成賞、1999年『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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