内容説明
私たちの考えるエコハウスは、四季を感じながら快適で健康的な暮らしを実現し、さらには光熱水費が安くなって、お財布にもやさしい―。既存の家に住んでいる人々も、リノベやリフォームでそうした環境コンシャスな暮らしの恩恵にあずかることができるのです。
目次
1 現実の家 理想の家、違いが分かる着眼点
2 買い替えとアイデアで省エネリフォーム
3 工事が必要なリノベーション
4 取り組み事例
5 集合住宅をエコ物件に
6 リノベーションを助ける仕掛けを活用しよう
著者等紹介
篠節子[シノセツコ]
篠計画工房代表、一級建築士。日本女子大学家政学部住居学科卒業。アルセッド建築研究所にて文化施設・福祉施設・診療所・住宅等の設計及びまちづくりに従事。2009年篠計画工房を開設し、設計活動と共に持続可能な社会のまちづくり・住まい・暮らし方について調査・啓蒙活動を行っている。JIA環境行動ラボ内に伝統的工法のすまいWGを立ち上げ次世代に継承する為の伝統的工法の住宅の調査研究活動、建築士会連合会環境部会副部会長として省エネ性能に関する調査、東京建築士会環境委員会委長として建築環境の活動等に携わっている
大庭みゆき[オオバミユキ]
博士(工学)、人間環境学修士。九州大学大学院人間環境学府修士課程(専門は環境教育)卒、九州大学大学院工学府博士課程(専門は伝熱工学)卒。一般財団法人省エネルギーセンター勤務を経て1998年に独立し、株式会社環境エネルギー総合研究所を設立。以降、「生活者の視点でフィナンシャルにエネルギーを考える」をモットーに、家庭を中心としたエネルギー関連調査、省エネアドバイスを行っている。環境ビジネスウィメン第3期メンバーほか
豊貞佳奈子[トヨサダカナコ]
福岡女子大学国際文理学部環境学科教授、学長補佐・女性リーダーシップセンター長、一級建築士、博士(工学)。日本女子大学家政学部住居学科卒業。1994年TOTO株式会社入社。同社在籍中に、関東学院大学、明治大学、早稲田大学の客員研究員や慶応義塾大学SFC研究所初席所員などを兼任。同社ESG推進部環境研究グループリーダー、研究担当部長を経て、2015年に福岡女子大学に着任。学校のトイレ研究会会長、北九州市環境影響評価審査会委員、福岡市環境影響評価審査会委員、福津市環境審議会副会長、古賀市総合政策検証会議副委員長等を務める。2023年1月に(公財)日本建築衛生管理教育センター会長表彰受賞
小林光[コバヤシヒカル]
東京大学先端科学技術研究センター研究顧問教養学部客員教授、博士(工学)。1949年東京生まれ。1973年慶應義塾大学経済学部卒。環境庁に入り、2011年、事務次官を最後に退官。社会人として、フランスの都市計画の大学院に留学、東大都市工学科で修士、博士を取得。環境まちづくり、環境と共生する経済づくりを主に担当。退官後、慶應大学、東京大学、シカゴのノースセントラル・カレッジなどで教壇に立つ。自治体や企業の環境取り組みへ助言する傍ら、自ら環境企業を立ち上げ、3軒のエコハウスのオーナーとしてエコを実践。21年末より、八ヶ岳麓と東京との2拠点生活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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