内容説明
アメリカ全土を横断、10カ所のオーガニック農場で、撮って書いて働いた、旅のドキュメンタリー。第6回名取洋之助写真賞受賞作、完全版。ボランティアで働ける、農場ガイド付き。
目次
1 新興宗教と共に、コミュニティに生きる。―ストーニーブルック・ファーム/バージニア州
2 絵描きで、ファーマー。小さい家の正しい生活。―ザ・ヘイ・ハウス/コネチカット州
3 牧草で育てた牛は美味!夫婦で守る食物の本質。―ジュージョーエーカーズ・ファーム/ペンシルバニア州
4 夜遊びをやめて酪農へ。理想を目指す女の決断。―セイント・イシードルズ・ミード/ウィスコンシン州
5 需要がなければだめ。大草原での有機の未来。―プレーリー・コトー・ファーム/サウスダコタ州
6 大事なのは共同体作り。修道女姉妹が志す革命。―アースライズ・ファーム/ミネソタ州
7 本物の農業をやりたい。新しい世代が求めるもの。―アルガー・ランチ/モンタナ州
8 農業と共にある暮らし。自然な選択が、幸せの源。―ウィンドラッシュ・ファーム/アイダホ州
9 社会を離れた共同体。生きたい日常を自ら作る。―ジプシー・カフェ/オレゴン州
10 米を作り続けるために。大農場の3代目ジャメリカン。―コーダ・ファームズ/カリフォルニア州
著者等紹介
トム宮川コールトン[トムミヤガワコールトン]
1981年東京生まれの日英ハーフの写真家。6歳まで門前仲町で育ち、その後、ロンドン郊外に家族と移住。スコットランドのスターリング大学で日本語を専攻し、2004年の卒業後は、ロンドンで日本企業に営業のスタッフとして就職。1年半後に、会社を辞めて写真家のアシスタントになる。アシスタントで経験を積みながら、ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションのドキュメンタリー写真のMAコースに入る。2008年に卒業後は、イギリス財務省でアルバイトをしながらお金を貯め、2009年の春・夏に3カ月をかけて「オーガニック・アメリカンズ」のプロジェクトを撮影した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。