内容説明
いまから18年前、パリの青年3人が、あるパーティーをはじめました。きっかけは、同じマンションに住むひとり暮らしの孤独なお年寄りの死。「住民同士の触れ合いがあれば、こんな悲劇は起こらなかったはず…」地域の隣人たちがそれぞれに集い、食事をしながら語り合う。それが、「隣人祭り」。年に一度、同日同時刻に世界中で一斉に開催される世界29カ国・計750万人参加の一大イベントが、ついに、日本初上陸です。2008年5月には、日本でも新宿御苑で第1回が開催されました。争いのない社会に、「隣人祭り」が必要です。暗い事件も環境問題もテロも戦争も、解決の糸口は隣人とのコミュニケーションに。
目次
第1章 「隣人祭り」の誕生―行動を起こせば、何かが始まる
第2章 ヨーロピアン・ネイバーズ・デー―手を打たなければならない時期が来た
第3章 パリの仲間たち―NPOでもここまでできる!
第4章 忘れ得ぬ人びと―他人の生活に介入することについて
第5章 繋がり合うことは闘いなんだ!―人間を救済できるのは善意だけだ
第6章 なぜ僕はここに来たか―亡命者の息子に生まれて
第7章 エスプリ・ド・パルタージュ―「分かち合い・共有」という価値観
第8章 日本でも「隣人祭り」が始まった!―地域社会の安全と発展を目指して
著者等紹介
ペリファン,アタナーズ[ペリファン,アタナーズ][Perifan,Atanase]
パリ市17区議会議員、企業経営者、NPOスタッフ。4児の父親。1990年、現代社会の無関心を克服しようとNPO「パリの仲間たち」を立ち上げる。この運動を引き継ぎ、99年に「隣人祭り(F^ete des Voisins)」を開催。03年にはヨーロッパ全域へ拡がり「ヨーロピアン・ネイバーズ・デー」となる
南谷桂子[ミナミタニケイコ]
パリ在住34年。「伊藤忠ファッションシステム」のパリ駐在員を経て「ワインと文化社」と立ち上げる。仏の文化・教育・社会を見つめ続けてきた経験をもとにジャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshiyuki Saito
timeturner
S.Borodino
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