感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
13
２０世紀の独裁者を今どきありがちな女の子イラストにしてという謎の１冊。なのだが、これ、イラストをオミットすると至極マトモな本だった（笑）。あまりのギャップに笑うしかないという怪作。オタク侮りがたしって事ですな。ド・ゴールの準独裁者には大変納得という（笑）。表紙のマオくんからしてアレなんですが、まぁそれぞれの人の記事は真面目でした（笑2014/02/22
印度 洋一郎
6
世界の独裁者を女の子に変換したイラストで紹介するという奇書、に見えるが中身はガチな一冊。そもそも「独裁者とは何か？(暴君は独裁者ではない)」という定義から始まり、代表格ヒトラー、ムッソリーニ、スターリンは元より、ヨーロッパ、アジア、中南米、アフリカまで世界中の独裁的権力を奮った国家指導者を、萌えなイラストと極めてマジメだが読み易い文で解説していく。確信犯的に独裁者として振る舞うリアリストもいれば、本当にデムパな感じになっちゃっている人もいて、独裁というシステムは人間を狂わせるのかと感じさせられる。2013/05/15
鮎川玲治
2
萌えイラストを前面に押し出しつつも、それぞれの「独裁者」についてわりと詳細な解説が添えられており、ムックとしての出来は上々。日本では然程有名でない人物についても述べられており、またイラストが添えられないモブキャラ扱いの「独裁者」に関するページも。日本からは東條英機が収録されているが、東條が「独裁者」と呼ばれるべきかどうかは意見の分かれるところだろう。本書は「世界各国の“独裁者”と呼ばれる政治家・軍人たち」を解説するものと販促の文章にあるが、収録された人物が本当に「独裁者」かどうかは個々人で判断してほしい。2012/11/30
piyokoko
1
イカロス出版得意の「不真面目なイラストと真面目なテキスト」でお送りする現代独裁者列伝。一見するとふざけたイラストも実は人物を象徴するエピソードが盛り込まれているあたり侮れないですよ。 アサドは巻き込まれタイプで、サラザールはドジっ子。チトーは包容力溢れるママン。ニヤゾフはテュルクメンバシュ。アミン強そう。本書で抱くそんなイメージは間違いでは決してなく、興味を持った人物の評伝に挑戦するのもアリではないでしょうか。2016/05/10
†漆黒ノ堕天使むきめい†
1
独裁者は民主主義でも可能である。 しかし、素晴らしく有能な独裁者もいる 良い意味でも悪い意味でも
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- 和書
- ジョン・レノンを殺した男
