感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
86
会社の経営者側弁護士先生が書いた本。労働法規の専門家によって書かれているが、中卒程度の学力があれば誰でも理解できると思う。労働法を解説するというよりは、これからの働き方について持論を展開した本であるとも言える。倉重先生の主張は最後の方に書かれていて、一言で言えば「向上心なき者は去れ」という感じ。大切なことは「できない者は去れ」ではないこと。一部の競技スポーツのようにトーナメント戦の1回戦で負けても誰でもすぐに敗者復活戦に回れるよう雇用・社会保障制度を作り直すことが提言されている。2020/01/03
deerglove
2
現在巷で叫ばれる「働き方改革」がともすれば”会社の中”だけの話になりがちだとすると、その先は本来ならフリーエージェント社会なのかもしれない。とはいえ、20年も前にダニエル・ピンクが予言しているにもかかわらず、あまりそうなっているようには見えないのは、やはり日本の解雇規制の強さによるものなのだろうか。だからこそ、欧州のように簡便な金銭解決を導入せよとの主張にはそれなりの納得感があるのだけれど。2022/01/10
ゆっち
1
働き方改革にまつわる諸問題を、その根本から解説&解決方法の提言がされている本でした。著者の言うとおり解雇の金銭解決制度の導入は、人材市場の流動化の一助になるだろうなと思いました。対談編も雇用改革に深く関わる幅広い人たちと示唆に富んだ内容でなされていて、とても学びが多かったです。2019/10/20
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