内容説明
一般に、交渉と言えば商取引などビジネスの場面を思い浮かべることが多い。しかし、複数の人で話し合って物事を決定することを広く「交渉」と捉えるとすれば、私たちの日常は、職場の上司・同僚、家族、近所の人などを相手に交渉の連続である。交渉の本質は、ただ自分の主張を通すことではなく、自分と相手、双方の利益を図ることにある。本書は、日常の身近な場面を事例で示しながら、その時、その場に応じてスムーズに物事を進めるためのポイントを解説する。
目次
初めての顧客訪問―話の切り出し方
昼飯の選択―時間の制約を考慮する
マンションの管理組合で―メンバーの強みを活かす
営業の最前線で―Win‐Winを目指す
小遣いの引き上げか引き下げか―相手の出方を予測する
期末の人事考課面接で―交渉の論点を確定する
家族の希望をうまくまとめる―各希望の洗い出し
親が亡くなったら―勘定と感情のはざまで
飲み会は時間のムダ?―部下に対する交渉力
顧客からクレームが来た―改善のチャンスとして迅速に対応する〔ほか〕
著者等紹介
住田俊二[スミダシュンジ]
1951年生まれ、京都大学法学部卒業。1975年旭化成入社、企業法務、海外事業企画、教育研修制度の企画・運営及び人事制度の新設・運営などを担当。2004年中小企業診断士登録と同時に独立。2005年社会保険労務士登録。2006年合同会社夢をカナエルの設立に参加。現在、同社執行役員、経営コンサルタント。各種企業研修の講師のほか、東京都地域中小企業応援ファンド事業地域応援ナビゲーター等幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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