出版社内容情報
科学技術が発達した現代において、宗教はどのように変わりつつあるのだろう。
宗教が唱える神とは一体何なのか。たった6日間で万物を創造した全能の神は、実在したのか。本書を通じて、読者は世界各地の宗教遺跡を訪ね、最新の考古学研究が解き明かす数十万年前の人類の暮らしぶりを知る。そこではじめて、人間と宗教の長くて強い結びつきを知り、なぜ人間には神が必要だったのかの理解を深める。
読者はまた、信者らとともに世界各地の祝祭や巡礼の儀式を体験し、数多くの神話を描いた絵画に接し、太古から続く人間と信仰の関係を再発見する。世界中に広がる様々な宗教や土着信仰の特徴を知り、現代社会の中で宗教がどのような役割を演じているのかを理解する。
【目次】
INTRODUCTION
神と、その先にあるもの
CHAPTER ONE
先史時代の予兆
─ 儀式と信仰の出現 ─
CHAPTER TWO
時が始まる前の虚無
─ 混沌と創造の物語 ─
CHAPTER THREE
聖なる旅と祭事
─ 喜びや発見や信心のための営み ─
CHAPTER FOUR
宗教と未来
─ コミュニティーと実践の新しい形 ─