出版社内容情報
鳥の種類は、わかっているだけでも1万1000種におよび、地球上のさまざまな環境に適応している。
第1章では、かたちや大きさも大きく異なれば、羽の色やくちばしのかたちもすべて異なる鳥たちの魅力を、美しい写真と文章で解説する。
第2章は、鳥たちのうち、渡りをするものに焦点を当てる。何千キロもの距離を集団で旅をする渡り鳥たちの不思議な能力を、詳しく説明している。鳥たちの生態は多種多様であるが、最近は鳥たちの知能の高さに着目した研究が多く報告され、我々の鳥に対するイメージを大きく変えつつある。
第3章は、こうした高い知能を持つ鳥たちの社会行動に関する最新の研究を解説する。危険な敵の接近を伝える鳥同士の会話や、2羽の鳥が協力しあって行う狩りの行動など、これまでの常識を覆す生態が紹介されている。なお、巻末にはナショナル ジオグラフィック誌となじみの深い写真家のジョエル・サートレイによる「3000種以上の鳥を撮影して学んだこと」というエッセイが、彼の傑作写真とともに掲載されている。
※表紙は変更する場合があります。
【目次】
【目次】
CHAPTER 1
鳥類の世界
心を癒してくれる人類の旧友
CHAPTER 2
世界最長の旅
種の存続を賭けた壮大な冒険行
CHAPTER 3
賢い鳥たち
何でもないものをお宝に変える空飛ぶ天才たち
PHOTO ARK GALLERY ジョエル・サートレイ
間近に見た鳥類
3000種以上の鳥を撮影して学んだこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
136
100頁で恐竜の末裔である鳥全史は、纏められない気がします。しかし恐竜の末裔である鳥達が、野良猫軍団にやられるというのはどういうことでしょうか❓(実際は人類のせい) https://www.env.go.jp/nature/kisho/noneko.html https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/25/062000027/2025/08/04
たまきら
32
表紙に惹かれて、新刊コーナーより。生きている動物の美しさを、目の輝きや羽毛のしなやかさから感じる。この雑誌の写真は本当に素晴らしいです。内容は今まで読んできた生地の総集編、といった感じで特に真新しさは感じませんでしたが、ピアノをじっと聞くホシムクドリ・アーニーの一番のお気に入りがモーツァルトとあっておかしかったです。わたしならショパンとベートーベンなんだけどな。2025/11/06
tomi
30
薄いムック本で「全史」はないが、鳥たちの迫力のある写真が楽しめる。記事の中では鳥の優れた知性についてが興味深い。近年まで鳥は、学者たちから知能が低く、本能のままで行きていると見做されてきた。鳥を飼ったことがあれば頭が良い奴だと思うはずだが、有名なヨウムのアレックスも当初は無視されるか一笑に付されていたという。と言いつつ、原始的で知能が低いと思っていたニワトリも発達した認知能力を備えていて、計算もできると知って驚いた。2025/12/02
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