出版社内容情報
あの王様や英雄、あるいは名もなき庶民が味わった美味65皿。
再現レシピと食にまつわる楽しいトリビア。
私たちはつねに料理をして食べてきた。
そびえたつ古代エジプトのケーキ、北欧神話の神々が飲んだミード、中世フランスの庶民の味、スウェーデン王の命を奪った菓子パン、ムガル帝国時代のサモサ、レンガに擬態したお菓子、アステカの主食、驚異的に材料が多いフムス、南北戦争で考案された病院食、トマト以前のラザーニャ、セレブなシェフが考案した酢のドリンク、乾パンの元祖ともいうべき軍用携帯食、朝鮮最古の料理書のレシピ──失われた味から、今も食べられている伝統の味まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
154
古代文明のレシピまで現存しているとは思いませんでした。 古代のエジプトのファラオやローマ皇帝の食べていた華麗な宮廷料理を食してみたい。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/24/111400065/2025/01/07
たまきら
34
なんと!私好みの内容です。きちんと元々の文献まで紹介したうえで、古代バビロニアから1910年代のアメリカのパイまでを実際に作ってレシピを紹介しているなんて…。えっ、しかもYoutubeで紹介しているの!?これはすぐにチェックせねば…。私もコロナで家にいた頃ブリティッシュベイクオフにはまったので、なんだか共感しちゃいました。似ている趣味の人がいるって嬉しい…♡新刊コーナーより。2025/03/27
くさてる
21
題名通り、人類の食卓を彩ってきた料理を当時のレシピを参照に再現したもの。当時の文化や歴史に沿った解説もあって読み物として面白かった。メニューすべてに写真が掲載されているわけではないのがちょっと残念。当時はごちそう、でもいま食欲をそそるものかと言われたらあんがいそうでもないものが多いのがリアルでした(個人の感想)。2025/05/14
ピオリーヌ
14
著者は有名アメリカ人のYouTuber。元々歴史好きの素地があり、たまたま見た「ブリティッシュベイクオフ」を見て料理に目覚め、過去の様々な文献に残された歴史的料理を再現することに目覚めた。古くはバビロニアから古代ローマで有名なガルム(魚醤)を用いた料理等様々な料理が紹介される。ラインナップは本人のイギリス贔屓もあってかブリテン諸島を中心にヨーロッパが殆んどであり、アメリカ人及びヨーロッパ人が学ぶ典型的な世界史(オリエント→地中海世界→ヨーロッパ)がメインであり、中国など東アジアは申し訳程度に登場する程度。2025/03/15
chi0926
4
結局、感銘を受けたのは「コロナで会社を解雇されて始めたユーチューブがきっかけ」「(同性婚の)夫と暮らす」という、日本社会との大きな価値観の違い。選択肢が1つでも多くある社会はいいな。2025/03/02
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- 和書
- 世界で一番パパが好き