出版社内容情報
愛すべき友、頼りになる相棒、イヌ。
イヌと人間は4万年もの間、ともに暮らしてきた。本書はその長い歴史を、最新の考古学的、生物学的研究に基づき解説する。そして、なぜイヌと人間はこれほどまでに親密な関係を作れるのか、その秘密に迫る。
イヌは人間が家畜化した最初の動物といわれるが、その起源については今も謎が多い。第1章では、獰猛な捕食動物のオオカミが、こんなにも人懐こく人間の役に立つ動物へ、いつどこで変わっていったのかを探索する。第2章は、長い年月を費やして行われてきたイヌの品種改良について解説。第3章では、イヌの行動の秘密を解き明かす。科学的に見ると、彼らはどうやら、単に食糧を与えてくれるから私たち人間を愛してくれるわけではないらしい。
全編を通じて愛らしいイヌたちの写真であふれた本書は、イヌ好きの人にはたまらない一冊となるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
148
6月に読んだネコに続いて、今回はイヌです。人間の歴史(4万年)と一緒位の犬の歴史、私は何時か犬を飼いたいと考えていますが、妻に成犬病と介護が大変なので反対されています。飼うとしたら、犬種は、シェルティかミニチュア・ピンシャーです。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/23/090400051/2023/09/28
たまきら
38
猫の副題が「君たちはなぜそんなに愛されるのか」だったので、ちょっとムネキュン。そう、犬が寄せてくれる全面的な信頼と無償の愛情は、比類なきものです。私もいまだに幼少期を共に過ごした、シェパード×柴犬の愛犬のことが忘れられません。この雑誌はたった95ページしかありませんが、この雑誌ならではの素晴らしい写真を現在注目されている研究とともに紹介していて大満足でした。しかし、ニホンオオカミの謎は深まるばかり。2024/01/11
ヒロ姐
21
2頭のトイプードルと7年近く家族と思って暮らしているが実際には未だに理解し合えない時もあり何か得られると良いなと期待して読んでみた。オオカミの耳が垂れ尾が巻き上がってイエイヌに進化した家畜化症候群理論。イヌの臭覚受容体が3億個もあることなどなど研究によってここ数年で明らかにされたことも多いなど現在も研究調査が懸命に行われイヌ自身も進化していることにとても感動した。人との接し方や仕草行動から感情や体調を読み取れるようになれるよう参考にしたい。流石ナショナルジオグラフィック別冊。2023/09/30
takao
3
ふむ2024/04/19
カエル氏
2
イヌ!イヌ!イヌ!どの犬も可愛い~!どの話も興味深い。2023/11/27