出版社内容情報
鉄道の歴史を刻む、129カ所を撮影!
「幽霊屋敷」「ゴーストタウン」「宮殿廃墟」「廃墟島」に続く、ナショナル ジオグラフィックの廃墟シリーズ第5弾。181枚の写真で、129カ所の廃墟となった駅をめぐる。産業の衰退から、人口の減少まで、打ち捨てられ廃墟と化した姿を収録。
内容説明
鉄道の歴史を刻む、129駅を撮影!別荘として生まれ変わった「カシェナゴール」、壮麗なボザール様式の駅舎が美しい「バラタシビリ駅」、建物の多くが内戦で破壊された「トリポリの機関車庫」、新幹線開通まで100年以上も親しまれた「熊ノ平駅」、幽霊が出るとのうわさもある「ボストンバー」…ほか。
目次
ヨーロッパ
中東・アフリカ
アジア・太平洋
北アメリカ
中南米・カリブ海
巻末資料 世界廃墟駅マップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
191
もう使われていない世界の駅の写真集。当時は確かにそこに人々の生活があった場所の、その廃れ感に哀愁を感じます。日本からは、唐松(北海道)、熊ノ平(群馬)、大神(東京)が紹介されています。今後も人口減少·鉄道利用減少による廃線が進む見込みで、さらに廃墟駅が増えそうです。さびしいですね。2024/04/07
starbro
152
廃墟駅の写真集は、初読です。何十年、100年と利用された駅はまだ良いとして、新線が通る予定で造ったにも関わらず、開通せずそのまま朽ち果てていく駅には、哀しいものがあります🚉🚉🚉 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/23/041900033/2023/05/07
チャッピー
30
今は人気もなく静かに佇む駅・駅・駅。明るい太陽の下で撮られた数々の写真に諸行無常を感じる。2023/12/07
鯖
24
都市の発展や衰退、鉱山の盛衰等に伴い廃墟となった世界の駅の数々。日本はまだしも世界で、からっと乾いた写真が多いのは、水場が近くにあれば、人が完全にいなくなることはないからなのかなあ。群馬県の熊ノ平駅、急こう配を昇るため下がるために発電所まで併設されてるのに、それでもダメなのかあと切なくなった。しかしみんな落書き好きだなあ。地平線のかなたまでまっすぐに続く錆びて朽ち始めたレールが美しくも物哀しい。2023/07/29
Cinejazz
20
列車が停車しなくなり、そこで働く職員もいなくなった【廃駅】・・・廃線、線路が撤去された僻地、内陸の移動手段だった「鉄道」の記憶をとどめ、廃墟となった世界129箇所の駅を訪ねた、ナショナルジオグラフィック社の写真解説集。 産業の衰退、人口減少、荒涼とした風景のなかに佇む、打ち捨てられ廃墟と化した姿は、そこはかとないうら悲しさに充ち溢れ、人のいない風景ほど不安を掻き立てるものはない。 海抜4233mの鉱山鉄道(アルゼンチン)、移民移送の鉄道(エリス島・自由の女神)、炭鉱鉄道(幌内線)など。2023/12/11