出版社内容情報
今から100年前の1922年11月、英国の考古学者ハワード・カーターは長年探し続けてきた古代エジプト王ツタンカーメンの墓を発見した。ほぼ無傷で多くの財宝が残る王墓の発見は世界中に知られ、古代エジプトへの関心を高めることとなった。
ナショジオは発見から半年後の1923年5月号に、「ツタンカーメン王墓にて」と題する特集記事を掲載。発見からほどない現場の臨場感を読者に届けた。
ツタンカーメンはすぐに”古代エジプトの顔”となり、ナショジオでもたびたび登場することになる。特に2000年代には、彼のミイラのCTスキャンやDNA解析など、この若きファラオの素顔に迫る重要な調査が行われ、その成果を誌面で伝えてきた。
ナショジオ日本版はツタンカーメン王墓発見から100年となる今年、エジプト考古学者でナショジオ・エクスプローラー、そして、テレビやYouTubeなどを通じてアウトリーチ活動を進めている河江肖剰氏に監修と執筆を依頼し、ナショジオがこれまで伝えてきた若きファラオに関する記事を集めたムックを発行する。
この1冊を読めば、世界一有名なファラオ、ツタンカーメンの謎めいた素顔に近づける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
173
ツタンカーメン王墓発見から100年ということで読みました。世界で一番有名なミイラ、30年ほど前にエジプトは旅行しましたが、ピラミッドやツタンカーメン王は永遠に謎のままです。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/22/100700041/2022/11/19
あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣
11
ツタンカーメン王墓発掘100年記念👍️ ロマンだなぁ🎵と思う反面、自分だったら何千年後の人々に墓や遺体をいじくりまわされるのはイヤだなぁ😅と言う気持ちもある(絶対そんな事にはならない自信はあるが…………何が起こるか未来はわからんし……)2023/01/24
チサエ
9
とても読み応えのあるツタンカーメン特集でした。過去記事の復刻もあり。写真もたくさん載っていてロマンたっぷり、テンションあがりまくりです。ツタンカーメンの玄室の奥に部屋があってネフェルトイティの棺があるのでは?の説は真実かどうか、めちゃ気になるところ。今後の調査に期待です。まだまだ分からない謎がたくさんあるから興味が尽きないねえ。ツタンカーメン王墓発見100年おめでとうございますエジプト。2022/11/29
chacha
8
ツタンカーメンの墓が見つかって100年様々な謎は解き明かされぬまま、興味は尽きない。河江氏の講演を聞いたこともありエジプトに興味があることから関連のテレビ番組やYou Tubeチャンネルなどよく見ています。技術の進歩によりミイラをCTで調べたりDNA鑑定して家系図を明らかにしたりとおもしろい。でも、死後にさらけ出されるのはなんか抵抗あるな。王などの副葬品だけではなく当時の庶民の生活にも焦点が当たってきている。ツタンカーメン王墓にもう一つの部屋があるのではという説に興味あり2023/01/25
もだんたいむす
5
過去から現在までのナショジオに掲載されたツタンカーメン関連記事のまとめかな?流石に1923年の記事は古すぎだけど、それ以外はまぁまぁ面白かった。2023/09/03