出版社内容情報
海岸に人間の足が続々漂着、その真相は?イヌは死んだ飼い主を食べるのか?体におしっこをかけても大丈夫なのか?…など全36話。気持ち悪いこと、怖いこと、そしてタブーも全部面白い!
『ナショナル ジオグラフィック』ウェブサイト(英語版)の人気ブログ「Gory Details」から選りすぐりの記事を書籍化。不気味でよくわからない出来事を、科学的なアプローチで解き明かしてゆき、読みやすく面白く伝える。
取り上げるジャンルは、事件、生物、解剖、自然など幅広い。第一線で活躍する研究者らへの取材を踏まえて、普通なら目をそむけてしまうようなものに真面目に迫る。科学的な視点でものごとを見ることの面白さを存分に味わえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
26
ペットは死んだ飼い主を食べるのか、まつげではなかった寄生虫の話、傷を舐められるとどうなるか、デトックス神話、などなどの、ちょっと下世話でグロで、でも気になってし舞う医学的なトリビアを集めたもの。もともとはブログなので、気軽に読めます。でも、その根底には医学と科学への尊敬の念があると感じました。おすすめです2022/07/06
Tatsuhito Matsuzaki
16
ナショナルジオグラフィックの大人気ブログを書籍化した一冊。 死体や嫌な生物、気持ちの悪いモノ、やってはいけない行為…etc. 世の中のタブーと言われる物事を科学的視点から分析し解説しています。 表紙&裏表紙にある注意書きの通り、閲覧に注意するとともに、ストレスに留意して体調が良い時に読むことをお勧めします。 #死体 #うじ虫 #共食い #ネズミ #ゴキブリ #うんち #おしっこ #血 #ブードゥー #ピエロ #今日の一冊2023/07/17
DEE
15
世界には気色悪いもの、不気味なもの、タブーが数多くある。死体の腐り方、うじ虫を食糧とするには、下水道には何があるのか、ゴキブリのもつ能力などなど。実際には見たくないのに興味をそそられるのを「良性のマゾヒズム」と言うらしいけど言い得て妙だと思う。そして人が目を背けるようなことを真剣に科学的に研究している人たちがいることをこの本は教えてくれる。それがもしかしたら人類の未来を切り拓くかもしれない。そう思うととても壮大な視点で書かれた本かもしれない。食事時にはオススメしないし、知らなきゃよかったこともあるけどね。2022/07/22
まろまろ
13
「気持悪いモノ見たさ欲求」が存分に解消される大全集。これまで見ないふりをしてきた物や事柄をひたすら集め、その真実を突き詰めていく。死者の細胞、うじ虫養殖、頭部移植、脳に住み着く虫等、よくぞこれだけ強烈なものを集めたと唸りたくなる。と共にその研究者たちにも頭が下がる。この世は、目を背けたくなるもので出来ているのだと実感。 2023/01/16
紡ぎ猫
13
気持ち悪いものがてんこ盛りのノンフィクション。ウジ虫の章だけは、あまりに気持ち悪くて飛ばし読みしたけど、その他は頑張って読んだ!最後の方は、人間の心のなかとか、サイコパスの話、そして最後に著者自身が悩まされているという音恐怖症についての話になり、穏やかに終わってくれた。2022/10/28