出版社内容情報
信仰と技巧と栄華の到達点!
壮麗な大聖堂から素朴な礼拝堂まで、今見るべき世界の教会を紹介。
世界の150を超える教会建築を、美しい写真と簡潔な紹介で巡る写真集。
多くの人の心を慰め、高揚をもたらし、時代の美を極めた建築。豪華絢爛な教会も、小ぢんまりと可憐な教会も、美しさが人を惹きつけることは変わらない。
本書では、カトリック、プロテスタント、正教を問わず、歴史ある有名な教会から、近年建てられた斬新な教会、地域の人々に愛される素朴な教会まで、美しき祈りの場を世界各地から広く紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
236
旅先で教会は必ず立ち寄ります。その荘厳さに圧倒されたり、その純朴さに心洗われたり。尖塔には必ず登って、てっぺん取ったど~!って叫びます。この本では、有名な大型教会も素晴らしいけど、自然や街に溶け込んだ素朴で温かみを感じる小ぶりな教会が印象に残りました。セント・マテリアーナ教会(英国)、ボルグンド・スターブ教会(ノルウェー)、聖イグナチオの岩の礼拝堂(チェコ)、至聖三者教会(南極)、ノラバンク修道院(アルメニア)。そういう意味で、長崎の教会群は載っけてほしいです。2022/03/05
アキ
102
ヨーロッパのゴシック建築の聖堂に目を慣らされてきたので、世界各地の教会はそれぞれに驚くような地域性を見せている。恐らく地母神との繋がりがあるのだろう。特に中南米ラテンアメリカのカラフルな教会や、アフリカの泥でできた茅葺のような屋根の教会やケニアのトタン小屋の教会など。イエスはこれらの貧しい人々にも微笑むのだろうが、2004年南極に作ったロシア正教の教会・至聖三者教会でロシア領土を主張したり、台湾のいかにも資本主義的なガラスとコンクリートでできた巨大なハイヒール型の教会には、さすがに眉を顰めるかもね。2022/04/19
雪紫
46
シャガールを始めとした美しい教会達やステンドグラス。見た目だけだと教会だとわからない外観もちらほら(ハイヒール教会とか)。いつか、生で見てみたいものです。2022/04/20
くみ
8
著者の選ぶ「一度は訪れたい教会」の写真集。地域別に纏められている。見た目の美しさだけでなく、歴史的な解説もあり。特に内戦のため放棄されてしまったアンゴラの教会や建ててしまったためロシアの領土と認めざるを得ない南極の教会などが印象に残った。鑑賞した人により、本書タイトルの持つ意味が変化するように感じる。2023/12/30
MOTO
8
外観も内装も息をのむほど豪華絢爛。「いつかは訪れたい」タイトル通りにその扉を開けてみたい。たくさんの神々の彫像や絵画が見降ろし、美しいステンドグラスから射しこむ光。神様がいる体の聖地で、その存在をどれだけ自分が感じ取れるか確かめてみたい。2022/04/20