内容説明
無理な都市計画。紛争による破壊。潅漑用水の枯渇。疫病の流行。鉱山の閉鎖。都市への人口流出。飛行機の騒音。軍隊による接収。環境破壊。一攫千金の夢の果て。有害物質。交通網の見直し。大企業の撤退。火山の噴火。過酷な気候。ゴーストタウンは世界中どこにでもある。
目次
はじめに
東アジア
中央アジア
インド亜大陸
中東
アフリカ
ヨーロッパ
北米
中南米
オーストラリア
南極
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
123
図書館本。世界各国のゴーストタウン・廃墟の写真集。写真がすごく綺麗で、見ごたえがあります。いにしえの町からほんの数十年前まで存在していた町まで載っており、時代の荒波に翻弄された人々の歴史を垣間見ることができる。タイトルでは「絶対に住めない」となっているけど、若干ながら居住者がいる場所もあり、これは厳密な意味ではゴーストタウンと呼べないんじゃ…?? 日本のゴーストタウンは、かつて海底炭鉱の町として栄えた長崎の軍艦島が。写真で見てもシビレるカッコ良さで、本物を見てみたくなった。2020/03/29
鷺@みんさー
53
惹句の「絶対に住めない」は言い過ぎ。中には遺棄された町に新たな買い手がつき再開発計画があったり、都市計画が頓挫しただけで物理的には居住可能な街もある。このシリーズ、日本版の邦題のみ「絶対に◯◯」と毎度付くので、個人的にそこは若干受け付けないのだが、さておき中身は良い。自然災害や戦争、はたまたゴールドラッシュで「元々何もなかった荒野に、突如街が出現」し、掘り尽くしと同時にゴーストタウンとなるパターンも多い。むしろ、金のためならどんな危険で過酷な地にも街を築く人間の欲ってなぁ凄まじいナァ、と感心する。→2020/07/13
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
世界中にある101カ所のゴーストタウンを写真と簡単な説明で紹介した写真集。無理な都市計画、紛争による破壊、疫病の流行、鉱山の閉鎖、火山の噴火、大企業の撤退、一攫千金の夢の果て-など、理由は様々だが人的な理由が多いのにも驚く。特に中国のマンション群。開発しようとして失敗し放置するなんて勿体ない。2022/04/26
たまきら
45
読み友さんから。アメリカで車旅をしていると、不思議なゴーストタウンや、逆に復興された小さな町を見ます。廃墟が持つ不思議な雰囲気が好きですが、この本では「どうして廃墟になってしまったの?」の様々な理由に仰天しました。都市計画って、生き物なんだなあ!日本からは軍艦島が登場しますが、2019年出版なのに福島が入っていないのね。2020/09/22
かおりんご
38
写真集。怖い廃墟なのかと思いきや、もしかしたら中にはそんなのもあるのかもしれないけれど、基本的には見捨てられた切ないゴーストタウンだった。都市計画に失敗し、建物を建てたものの、思うように人が集まらなかった街は、どことなく裏寂しい。日本からは軍艦島が紹介されていた。もっとありそうだけど。2020/06/05
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