内容説明
巨大種を誕生させた進化の仕組みとは何か?なぜ滅んでしまったのか?過去に存在し、地上から消えてしまった巨大生物を、精細で迫力あるCGで再現。ティタノボアからバルキテリウム、マンモス、メガテリウムまで。そして最後の巨大種クジラを通して巨大生物の生態と宿命的な困難を考察する。
目次
第1章 中生代の巨大生物
第2章 生き残った変温動物
第3章 哺乳類の出現
第4章 海の怪物たち
第5章 孤立した大陸の巨大生物
第6章 ゾウの大進化
第7章 第四紀の大型動物相
第8章 最後の巨大生物
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
70
消えた巨大生物というから恐竜の本かと思ったら、恐竜だけでなく巨大な哺乳類や、現在のシロナガスクジラまで。CGで再現された動物たちの姿は興味津々。白鯨を思わせるリヴィアタン、まさしくMEGのメガロドンなど、ほんとにいたんだなぁと感慨深い。学者たちのコメントもあり、かなり学術的。2019/09/07
トムトム
22
でっかいもの、強いものはかっこ良い!こういう生き物が人類と同じ時代に生きていたこともあったのかと思うと、恐竜とはまた違う不思議さを感じます。現代は大きい生き物は次々と絶滅していきます。人間の目につかない小さい生き物の方が生存に有利。なんだかなぁ…2020/07/31
keith
18
消えた巨大生物と言うと恐竜を思い浮かべますが、魚類や哺乳類でも巨大なものがいたことがよくわかりました。しかし、恐竜が絶滅していなかったら今のように人類が地球を支配していなかったでしょうね。2019/08/25
ネジとサビ
8
迫力あるCGが見ているだけで楽しい! 小さい子どもが見たら、世の中のどこかにまだ、こんな巨大生物が闊歩してるんじゃないのか!と興奮しそうです。2021/03/26
洋書好きな読書モンガー
5
恐竜絶滅後の巨大化し絶滅した哺乳類達をメインに描いたナショナル・ジオグラフィックの本。絵と写真が豊富で楽しい。ジュラシック・パークも良いけど巨大哺乳類も興味ある。巨大化する事で生存競争に勝つ戦略だが、巨大化は繁殖力が弱かったり、食物が豊富な環境が必要だったり、環境変化に弱いという弱点がある。この本の巨大生物達、同時期に繁栄していたわけじゃ無く恐竜絶滅後の約6千万年に何度も現れたり絶滅したり。これらの巨大生物を揃えた動物園欲しいな。特に最大の哺乳類バルキテリウムはお気に入りだ。2024/07/11