内容説明
アザラシが人にペンギンをプレゼント。シマウマの子をかわいがるライオン。オタマジャクシを育てる雄ウシガエル…心に残る60話。世界一の動物写真賞ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー受賞作品集。
目次
100万匹の分業―ハキリアリ
花びらの行列―ハキリアリ
生きていく知恵―ユキウサギ
つかの間のくつろぎ―ヒゲペンギン
奇跡のチョウ―オオカバマダラ
贈り物―オオタスキアゲハ
涙をもらう―ガ
物思うヒヒ―チャクマヒヒ
ヒナを守る―アデリーペンギン
100匹の子守り―ガビアル〔ほか〕
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
102
「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イアー」の受賞作写真集。どの写真も素晴らしい。当然ながら人は一切出てこない。押し寄せるジャコウウシの群れ、ほぼ垂直の崖を絶妙のバランスで登るシロイワヤギ、シマウマの子を抱くライオン、ゴリラの双子の親子、他の写真もとてもインパクトがあった。なかにはゴミをあさるコウノトリの写真のように人間生の生活が影響している悲しい写真もあった。カメラマンは、あるときは自分の身の危険を感じながら撮影していると思う。動物の行動を知るには彼らの写真が欠かせないと感じた。図書館本2022/04/01
☆よいこ
84
動物写真集。ナショナルジオグラフィックの美しい写真。動物たちの珍しい姿を集めたもの。▽シマウマの子を抱くライオン、オリックスの子を攫い手元に置く雌ライオンのエピソードに驚く。後ろ表紙にもある、尻尾でぶらんこする猿の表情に和む。雪原での一枚、コチョウゲンボウがタシギを捉えた瞬間の姿が凛として美しい。▽命の色を鮮やかに感じる。2021/03/15
けんとまん1007
60
写真だけでなく、テレビ番組でも思うが、この1枚、この1カットを撮るために、どれだけの時間とエネルギーをかけているのだろうかと。そのおかげで、自分では手が届かないものを眼にすることができる。それにしても、動物たちの姿には感動だけでなく、ユーモアすら感じることがある。もちろん、生きるための厳しさもそこにはある。撮影した人だからこそ感じるものは、とてつもなく大きいのだろうと想像する。そこに至るプロセスもあるからだ。2024/09/09
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
53
凄い!プロの写真家だからこその動物の決定的瞬間の写真が満載でした。自然の中の出来事だけど、一枚一枚にドラマがあるようで、ダイナミックで生命力溢れる写真に釘付けとなりました。2019/06/22
くろにゃんこ
46
凄いです!驚きのシーンを捉えた写真と生態などの解説、見応えのある一冊(*^_^*)2018/01/07