出版社内容情報
各国の宇宙開発機関や民間企業が今、人類を火星に送り出す計画を進めている。2033年には実現するであろう有人火星探査の全容を、美しい写真やイラストとともに解説する。
内容説明
20××年、人類はついに火星の地に降り立つ―。そんな近未来への道程を、科学面、技術面、精神面から考察。NASAやESAといった世界の宇宙開発機関をはじめ、スペースX社などの民間の取り組みを徹底取材。火星を“第2のふるさと”にするために必要なこと、解決すべき課題を多角的に分析。探査機がもたらした赤い惑星の姿、開発中のロケットや居住施設など、迫力満点のビジュアルを約200点収録。
目次
第1章 人類の偉大な飛躍
第2章 心の問題
第3章 火星基地
第4章 生命のしるし
第5章 世界が見つめる未来
第6章 マーズランド
著者等紹介
デイヴィッド,レオナード[デイヴィッド,レオナード] [David,Leonard]
50年以上にわたり宇宙探査に関する情報を伝え続けているスペースジャーナリスト。1960年に創刊した「スペースワールド」誌や米国宇宙協会が発行する「アド・アストラ」誌の編集長を務めた経験を持つ。2010年には、米国の非営利法人ナショナル・スペース・クラブのプレスアワードを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
195
綺麗!ナショナルジオグラフィックスの秀逸な写真、想像図がいっぱい。美術作品集と呼んでも差し支えないくらい。文章は様々な記事のモザイクだが、どの記事も面白い。宇宙は人間のロマンなのだな。かつて軍神と恐れられた火星の大地は人間には優しくないそうだ。居住スペース問題、食糧問題、放射能問題、過塩素酸問題、水問題、社会心理問題。地球でさえ解決できない問題をこれからどうやって解決するのか。希望の光は絶やしてはいけない。2019/12/12
宇宙猫
21
★★★ 火星移住の計画や研究を紹介。2020年が結構重要な年として語られてるので驚いた。でも、今年はきっと延期だよな。いつか人類が火星に立ったニュースが見られるといいと思う。2020/03/28
kai
16
「火星の人」を読んでいなければ、書店で購入することはなかったと思う。久しぶりのナショジオ本。本書を読む(見る)と火星の無機質な美しさと人類のこの星への熱い思いが伝わってくる。「火星の人」を再読しようかな。2017/03/27
takao
5
米国は2030年代に火星に宇宙飛行士を送り込む。(チャールズ・ボールデン NASA長官)2017/03/23
暇人
5
火星移住は人類の夢だ。本気でやっている人が大勢いる。生きているうちに有人の火星着陸はあるのだろうか?そして、火星移住だ。自給自足は可能なのか?すでに擬似体験での実験に入っている。実現できたら、将来はとても面白そうだ。2017/01/31