感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
30
豚が自分の大きさと変わらないような柵に押し込められて並んでいる写真が衝撃的。子豚を潰さないようにミルクをあげるための対策だけど、これは豚工場だ。さらに、鶏は縦にも積まれたケージに何羽も詰め込まれ部品倉庫のよう。私たちが食べるためだけど、とても悲しい写真だ。 2016/07/14
ハメ・ドゥースト
3
世界の人口は、2050年までに、今よりも20億人増え、90億人に達する。地球環境に負担をかけずに、十分な食料を確保できるか。食料増産と環境保全の両立。世界の食の未来のための五つの提言。「①農地を拡大しない、②今ある農地の生産性を高める、③資源をもっと有効に使う、④食生活を見直す、⑤食品廃棄物を減らす」2016/07/09
くらーく
2
ナショナルジオグラフィックの本は写真が奇麗だなあ。見ていてうっとりだわ。しかし、本書の内容は悲惨だけど。人の食糧になる家畜って、どんな気持ちなんだろうね。ちょっと、「わたしを離さないで」が頭をよぎったけど。効率を考えれば、こうなっていくんだろうな。 飢餓にもいろいろとあって、アフリカのようにカロリーが足りない飢餓とアメリカのように栄養が偏った飢餓。何とかならないからこうなっているんだけど、英知で何とかして欲しいねえ。 食が足りなくなったとき、人類はどうするのか?の記載が無いのは書けないからだろうな。2017/11/11
kenitirokikuti
2
記事のうち、「米国に広がる新たな飢餓」を読んだ。大恐慌時代の飢餓イメージは失職した宿無しがゴミ箱をあさるというもの。しかし、現代アメリカの貧困飢餓は賃金低下した一見中流家庭が食費を削らざるをえないために発生している▲アメリカの農業補償について。かつてアメリカ人の1/4が農業についていた。現在はトウモロコシ、綿花、小麦、大豆といった産業的に重要な品目に限られる。青果はリンゴだけであり、金額も微々たるもの。2016/07/03
ベニバナインゲン
1
図が多く非常に読みやすい。