内容説明
「火星の水」「木星の重力シールド」「太陽誕生の瞬間」「隕石の成分」「天王星のすごい内部」「オールトの雲」…全部知ってたら、すごい!
目次
太陽
惑星
地球と月
水星・金星と隕石
火星
小惑星
木星
土星
天王星・海王星
太陽系外縁天体
著者等紹介
スパロウ,ジャイルズ[スパロウ,ジャイルズ] [Sparrow,Giles]
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで天文学を、インペリアル・カレッジ・ロンドンでサイエンス・コミュニケーションを学ぶ。作家やコンサルタント、寄稿者などさまざまな立場で、数多くのポピュラー・サイエンス関連書籍にかかわる
渡部潤一[ワタナベジュンイチ]
自然科学研究機構国立天文台副台長、総合研究大学院大学教授。専門は太陽系天文学・惑星科学。研究の傍ら、講演、執筆、メディア出演などの広報活動にも尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
18
美しい写真、歴史から最先端の理論まで網羅した贅沢な本。天文分野を理解する上で特殊な能力「空間認識」「視点移動」太陽の自転はおよそ25日で一周。日震学。はやぶさ2の目的地1999JU3小惑星の予習。「原子太陽系星雲」からの衝突・合体・円盤の形成、集積、惑星の成り立ち。融点。赤外線画像や太陽観測衛星「ようこう」のコロナ連続写真の美しさに息を飲む。宝石や鉱物が美しいのは宇宙の起源を辿るからかもしれない。スーパーカミオカンデのドーム状の写真に圧倒されて暫く眺める。写真や画像を堪能してから2周目から読むのがお勧め。2015/03/18
びっぐすとん
8
図書館本。下巻は太陽系の天体について。無数に近い星たちの中で、唯一身内と言える太陽系の惑星ですら、実際は解らないことだらけで、つい最近探査機のお陰で解り始めたところ。土星や天王星の衛星に生命の可能性があるなんて。極寒の世界に存在する生命体ってどんな感じだろう?遠い未来、寿命が迫った太陽が膨張したら、これらの星も暖かくなって生物の進化が起きるのかな?(地球は逆に滅んじゃうけど)。パイオニアやボイジャー、ホイヘンスなど遥か太陽系の彼方まで旅した探査機の偉業に胸が熱くなる。擬人化して感動するのは悪い癖だな?2018/10/27
SINKEN
4
【総評】★★★★★【感想】ここに書かれている事柄のほとんどが、この数十年の間に確認された内容だということを考えると驚嘆する。ブラッドベリが描いた火星と、ロビンスンのそれとを比べてみてもその違いは大きい。 ただ、それも太陽系内のほんの一握りだろうことは想像に難くない。有史以前の昔から星を眺めてきた人類にとって、本当の意味での宇宙の探索はまだ始まったばかり。今後は外惑星に向けて更なる探査が行われるだろうし、すでに始まってもいるが、それらの謎が早く解明されることを切に願う。2017/10/07
黒豆
3
下巻は太陽系編、これまでいろいろな宇宙関係の本を読んできた中で興味深ったのは木星と土星の違い、その衛星の地下の海、生物の可能性など、また金星の自転方向は地球など他の惑星と逆なのも疑問が残った。2015/09/19
ますたけ
1
太陽系中心。インターネットを使えば知ることのできる内容かも知れないけれど、こういう情報こそ本を眺めていたら自然と身にしみてくる、そんな気がする。2020/05/24