神の素粒子―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863131088
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0042

内容説明

加速器の頂点を極めた全周27kmの大型ハドロンコライダー。主な目標は、神の素粒子とも呼ばれるヒッグス粒子の発見だ。桁外れのエネルギーで宇宙創成期を再現し、質量の起源を探る。

目次

プロローグ 地下百メートルの巨大リング
概説 宇宙創造の秘密に迫る機械
第1部 見えてきた極微の世界
第2部 加速器に夢を託した人たち
第3部 加速器の開発競争
第4部 LHCを含む大きな期待
エピローグ 高エネルギー物理学の挑戦は続く―国際リニアコライダーの先にあるもの

著者等紹介

ハルパーン,ポール[ハルパーン,ポール][Halpern,Paul]
米フィラデルフィア科学大学の物理学教授

小林富雄[コバヤシトミオ]
東京大学素粒子物理国際研究センター教授。専門は高エネルギー物理学。ATLAS実験日本グループ共同代表者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

18
相対性理論ですべての素粒子は、光の速度より速く走るれない。質量がゼロになることで光速で走れる。質量が少しでもあるものは、光速にならない。質量がゼロの状態こそ対称性になる。素粒子に質量が加わることは自発的対称性の破れが起きている。重力法則が対称なら、太陽も星も地球も完全な球体になる。地球がほぼ球体でけど凸凹してる。一卵性双生児も遺伝的にはまったく同じでも大人になると差異が出る。相対性理論から見ると対称性の破れは素粒子に質量を与えることの証明にもなる。ブラックホールは対称性の破れが有るからこそ機能する。2015/05/16

メスクリン人

2
最近話題となったヒッグス粒子と、加速器、素粒子学の歴史について書かれた本。幾人か日本人(日系)の名前も登場し、ちょっと嬉しい。最初の数ページはカラーの写真があり、大型加速器の内部が見れる、工場好きにはたまらない。そしてヒッグスさん、ご存命だったとは!内容は理系にはたまらないだろう、私も専攻外だったがわくわくして読んだ。ただ、全く素粒子や量子論などの知識の無い人には難しいかもしれない、筆者も分かり易いよう比喩を使い、かなり工夫してくれてはいるのだが、それでも素粒子学は難解だ。あと専門用語は多い2012/04/09

仮ッ子

2
すべてが理解出来るわけではないが、分かりやすい比喩が多用されていて、投げ出さずに済んだ。物理学の歴史。人はこうやって知をリレーして着実に進歩してきたのか。それでも解明されない謎も多いし、これまでの理論を根底から覆すような真理が実は隠されているかもしれないとは。小説よりまさに奇なり。2011/01/29

銀獅子王の憂鬱

1
悲しいかな書いてある事の2割くらいしか理解できなかった。 著者は豊富な比喩で分かり易く書いてくれているが、物理の専門用語を理解していなければならないのが ネックであった。但しLHCが神の素粒子と呼ばれるヒッグス粒子の謎を解明し、宇宙誕生、ダークマター、果ては 多次元世界を解き明かす可能性があるのがよくわかった。結果が吉とでるか、はたまた何もわからないか・・・ 結果をワクワクしながら待ちたい。 2011/01/19

ITO(21)Lv99 風子党2代目党首

0
そりゅーしの本ですな。

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