出版社内容情報
生きることは、働くこと。そして、働くことは、生きること…年齢も国籍も身分も職業もさまざまな人々の、地球を舞台に働く姿がぎゅっと詰まった写真集。
内容説明
働くことは、生きること。それは人間の、ごく基本的ないとなみの一つだ。この写真集では、第一線の写真家たちが世界の各地で働く人々をとらえてきた多数の作品から、傑作を厳選した。写真技術の黎明期である19世紀から現代まで、約180点の掲載作品は、それぞれに刺激的で魅力に満ちている。
目次
ヨーロッパ
アジア
アフリカ
中東
南北アメリカ
島々
著者等紹介
プロッツマン,フェルディナンド[プロッツマン,フェルディナンド][Protzman,Ferdinand]
米国の作家・批評家。ニューヨークのアート誌「ARTnews」の編集者で、「ワシントン・ポスト」紙ほか各紙にも評論、エッセイを執筆している。オハイオ州オバーリンに家族と在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイアイ
11
年代や国は様々な世界のお仕事。表紙のスリランカ南海岸の浅瀬で釣りをする漁師のようにインパクトある写真が約180点掲載。中国の裸の赤ちゃん(布もかけられていない)の物乞いに放置され、それを知らぬ顔して通り過ぎる人々の写真がショックでした。戦地国、豊かなヨーロッパ、貧困渦巻くアジア、仕事を通してディープな本でした。▽図書館2015/06/03
けんとまん1007
11
かやこさんのコメントのとおり。タイトルが軽すぎると思う。仕事に関するカットから見えてくるものは、あまりにも広すぎる。プラスの要素も多いが、マイナスの要素も多い。人間とは?と考えてしまう写真も多い。2010/08/01
橘
10
この世界にある仕事の数々を、写真家の眼が切り取った。牧歌的な写真も、その背景は昏い。知ることを欲する人間の業を一冊の本にまとめたら、このようなものができあがるだろうか。単なる光景が、人類の営みの記録に昇華される。2018/04/21
ryo
10
写真のことは、全くわかりませんが写真集は好きです。 タイトルがイマイチなんじゃないかと感じますが内容はとても良かったです。労働、仕事、働くって?最近の自分のテーマです。2017/11/23
Te Quitor
8
写真はどれも素晴らしいです。ただ、衝撃的な写真も載っています。…生きていくために、そうやってお金を稼ぐ人もいるんですよね、色んなことを考えさせられました。いくつものメッセージが込められている写真集だと思います。「働くことの意味」って何なんでしょうね。この写真たちを眺めていると「仕事にやりがいを求め、選ぶことができる」自分たちは、かなり恵まれているんだな、と感じます。2012/03/23