内容説明
1888年の創刊以来、およそ120年にわたって「世界の今」を写真で伝えてきたビジュアル誌のパイオニア「ナショナルジオグラフィック」。その、ありのままの世界をとらえる眼差しが、映画「北極のナヌー」に結実しました。北極のきびしい自然を生きぬくホッキョクグマやセイウチ、そこに迫る地球温暖化の現実を、これまで誰も目にしたことのない映像で表現しています。本書は映画のストーリーと、ナショナルジオグラフィックの真骨頂である迫力の野生動物写真をミックスさせた北極フォトブックの決定版。映画を監督・撮影したアダム・ラヴェッチ、サラ・ロバートソン夫妻の撮影秘話も収録しました。
目次
氷の王国
早春
海への旅だち
狩りを学ぶ
夏の訪問者
氷を待ちこがれて
冬の嵐
ひとりだちのとき
島への逃避行
ふたたび故郷へ
新たな命の誕生
映画「北極のナヌー」の取材現場から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
27
映画『北極のナヌー』の公式本。映画は、温暖化する北極で北極熊の出産から子離れまでを描いた作品。たぶん。食物連鎖の頂点にいる北極熊は余裕な生活をしているかと思ったら、温暖化で相当苦労していることがわかる。北極の生活に特化した体は、夏はあまりに体が暑くなるので活発に動けないとか。アザラシが餌なのに氷がなくなるとアザラシも取れなくなってしまう。そのためセイウチのいる遠い島に渡っていくとか。激しく変わっていく過酷な現状に、キレイとかカワイイとかで終わらせてくれないのがいかにもナショジオ。写真のクオリティは高い。2019/11/09
宇宙猫
18
★★★ 白熊や北極ギツネが可愛いが、換毛期のユキウサギは、ぶさいく過ぎる。ブラッシングしてあげたい。2018/02/09
書の旅人
9
まだ読んでいる途中で、いきつけの本屋で、『極夜行』と出会い、こちらも読み始めてしまったのですが…。セイウチやホッキョクグマの獰猛な一面を知るや、写真を眺めて、「ぬいぐるみだなァ、平和そうな顔をしてェ」などと、和んでいた私に、冷や水をかけられることになり、自然の過酷さを改めて思い知らされました。2018/03/14
わちゃこ
1
映画「北極のナヌー」美しい写真。2018/10/05