目次
健康とは?
滋養とは何か
栄養の良否
消化とは?
肉食か菜食か
完全食
タンパク質の量
脂肪の量
含水炭素の量
カロリーの問題〔ほか〕
著者等紹介
二木謙三[フタキケンゾウ]
細菌学・免疫学者。1873年(明治6)秋田藩医樋口順恭の次男として秋田市に生まれ、幼くして二木家の養子となる。1901年東京帝国大学医科大学を卒業し、東京市立駒込病院に勤務。05年ドイツ留学、ミュンヘン医科大学衛生学教室で細菌学・免疫学を専攻。08年帰朝し駒込病院副院長に就き、東大伝染病研究所や医科大学で研究を続ける。19年駒込病院長、21年から東大教授を兼任する。腹式呼吸、玄米食、完全咀嚼などの二木式健康法を提唱・実践して九十三歳の長寿に達し、66年(昭和41)没す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
10
昭和7年著作の復刻、薄い本。前書きで引き込まれて買う。「玄米食を断行してから三年もすると白米を研いでいる家庭を心から気の毒に感じるようになった」と。カロリーだけではなく微量の栄養素を含んだ、玄米のような食品を完全食として勧める。昭和7年は十分昔と思うが、すでに明治維新から64年。二世代経って、欧米化の風俗の影響強まり不具合が生じていたと。人は簡単に習慣を変え、時が経ちその経過を忘れる。当時の生き残りはもういない。貴重な食物史としても俯瞰する。爾来益々不完全化は進んだが、やる気さえあれば今も実践は可能だ。2022/08/10
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