出版社内容情報
親友が殺された事件のトラウマで、体の成長が止まってしまった志緒。
それから4年、高校生になった志緒のもとに、親友の妹が何者かに連れ去られたとの知らせが届く。
彼女の心の拠りどころ、「トーマス」と慕う小児科医の戸増は、4年前の事件との共通点を示唆。現場に残された指紋からも、同一犯による犯行と見られ……
志緒は友人たちとともに、事件の深部へと介入していく。
第3回黒猫ミステリー賞受賞!過去と現在が交錯する〈氷解〉ミステリー
【目次】
内容説明
親友が殺されてから約4年。高校生になった志緒の周りで新たな事件が起きる。それはトラウマが要因で成長が止まってしまった彼女の心を大きく抉る事件。亡くなった親友の妹が拉致されたというのだ。彼女の心の拠りどころ、「トーマス」と慕う小児科医の戸増は、過去の事件との共通点を示唆。志緒と友人たちは、警察への捜査協力の名のもと、徐々に事件の深部へと介入していく。そんな中、慮外な人物の存在が浮かび上がり…。過去と現在が交錯する〈氷解〉ミステリー。黒猫ミステリー賞第3回受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
41
決して面白くないわけではないのだけれど、私には合わなかった。若干いろんな部分が回りくどかったかな。ミスリードをしようとして画策したら要らない部分が増えていった感じ。青春+ミステリ+ボーイミーツガール。犯人に関しては「万死に値する」としか言いようがない。2025/12/25
まり
33
図書館本。思ったより、しっかりとしたミステリーだった。親友が殺されたことにより成長が止まってしまった主人公。精神的なものって成長まで止めてしまうって…ビックリだった。そこでまた事件が起こる。小児科医のトーマスがいいキャラだった。自分で調べたらいいって言える大人って…何かすごい。だからこそ最後はハラハラして大変だった。警察もよく帰せたなぁと思ってしまう。2026/02/16
こゆ
32
初読みの作家さん。親友を殺された事件のトラウマで12歳のまま成長が止まってしまった詩緒。4年後、親友の妹が誘拐されー。犯人はわかりやすくミステリとして驚きは控えめだけど、とても好みの作風。4年後に事件が再開した理由には膝を打った。事件を通してできた友達との関係がとても良い。事件をテーマに据えながらも、心に傷を受けた人の再生物語であり、青春ものであり。恋愛要素は全くないものの、位坂くんが良い子過ぎて何度もキュンときた。危険なことばかりする詩緒にはハラハラして、最後のお母さんの気持ちを考えたら気の毒すぎる。→2026/03/31
いなばさくら
29
第3回黒猫ミステリ賞受賞の長編青春ミステリ。公募ミステリ賞ってデビュー前の新人賞ってイメージがあるけど、この作家さんは既刊があるようです。人気者ではない高校1年生が、4年前の小学生時代の事件を振り返りながら最新の諸々を調べていくストーリー。保健室登校はまだしも適応指導教室なんて存在、初めて知ったというかほんまにあるんですね。まずまず本格かなというお話で、次回作も読んでみようという気にはなりました。てか次作はもう発行されてて、ホラーっぽい。最近ホラーって多いな。2026/08/14
aki
26
4年前に親友が殺され身長が止まってしまった志緒。高校生になり、今度は同級生の飛び降りを目撃してしまう。一部がその真相に、二部に4年前に亡くなった親友の妹が連れ去られる事件が発生し、未解決のままだった過去の事件が再び動き出す。一部はオーソドックス、二部はそんな理由で?と怖気がする真相だったけど、ストーリーの展開が何となく読みずらく、移入度低めな感にて読了。2025/10/14




