寂しさから290円儲ける方法

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寂しさから290円儲ける方法

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  • サイズ 46判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863113671
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「なにかお困りの方、メールをください――」
悩みを抱える人の元に出かけていって、おたすけ料理をこしらえて解決へと導く謎の男“麦わらさん”。相談料はたったの290円。男の目的は?金額にはどんな意味があるのか?優しくて可笑しくて、少し哲学が入った11篇の連作短編小説。

内容説明

たった290円の相談料で悩みを抱える人の元に出向き、おたすけ料理をこしらえて解決へと導く“麦わらさん”の優しくて可笑しくて、少し哲学が入った物語。「なにかお困りの方、メールをください」連作短編小説。

著者等紹介

ドリアン助川[ドリアンスケガワ]
1962年東京生まれ。明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。第二筆名明川哲也での作品も含め、著書多数。小説『あん』は映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランスの「DOMITYS文学賞」「読者による文庫本大賞」、リヨン大学の「翻訳作品賞」等を受賞し、現在22言語に翻訳されている。2019年『線量計と奥の細道』が「日本エッセイストクラブ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

204
ドリアン助川、2作目です。タイトルと内容に多少違和感がありましたが、楽しめました。オススメは、第一話「世田谷区 豪徳寺」&第四話「上野 不忍池」&第九話「岩手 イーハトーブ」です。290円で頼めるなら、「麦わら料理」を是非お願いしたい。 https://www.shc.co.jp/book/185122023/06/24

とん大西

115
「新宿の猫」を読んで以来、ドリアンさんは好きな作家さんの一人です(ドリアンといえば「あん」なんでしょうが)。今回の作品は半分くらい私小説なんでしょうか。深夜ラジオのリスナーのような気分で読んだ290円の麦わら料理。小さな悩みのようで大きな悩み。全て解決とはいかなくても彼らに寄り添う麦わらさんの麦わら料理。どことなく可笑しくて、でも少しばかり哀しくて。そこんとこがドリアンさんらしい筆致だなぁ、なんて。ニューヨークでのアイデンティティの話しなんかはハッとさせられました。2023/08/13

えみ

62
ハッキリ答えが出ていることも、人に背中を押してもらいたい。自分では見えないことも他人の目では一目瞭然。どうしよう、どうすればいい?の無限ループ、底なし沼に嵌ってしまった人々の救済が、もし290円ならば…。一筋縄ではいかない相談者に、もはやファンタジーすぎる麦わらさん、何もかも常識から一線を画して混沌としているのに何故かどの相談の最後も、心が温まる。290円で買えるもの。それは290円で人生をほんの少し変える者。麦わらさんの相談料。困り事、悩み事、地球上どこにいても実費+相談料290円で会いに来てくれる。2023/09/04

とよぽん

56
ドリアン助川さんの作品は久しぶりだった。読友さんの感想に導かれて。「方法」とあるけれど、小説なのだろうと思って読み始める。「寂しさ」「290円」にもどんな意味が隠されているのだろうと思いつつ・・・。絶望的な状況から、かすかな希望の光明を見いだす過程が面白い。人の気持ちの機微を描くのが何て上手いんだろうと、改めて感じる作品だった。食に関する知識の広さ深さも、改めて感じた。290円って、あぁそういうことだったの! これは伏線回収と言えるのかな?2023/11/29

kum

30
悩みを抱える人にそっと寄り添う麦わらさん。人生はいつも順風満帆なわけはなく、みんな生きずらさやほんの少しの絶望を抱えて生きている。でも少しの救いがあれば、また前を向いて歩いていける。追いかけてもかなわない時代ではなく、追い求めるべきは「居場所」だという船長の言葉が印象的。「それならあなた一人でも創り上げることができる。どんな小さな場所でもいい。自分の居場所を作りなさい。それで、生きていけるから。」2023/07/22

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