内容説明
新宿ゴールデン街は、直木賞作家・おじいちゃん・田中小実昌との思い出の街。人気レモンサワー店・店主が、祖父の愛した夜の街と酒場を語る珠玉のエッセイ。
目次
第1章 ぶらぶら―新宿ゴールデン街でレモンサワー(新宿ゴールデン街へ;街のお作法;席割り ほか)
第2章 ふらふら―旅の目的はあったりなかったり(広島と呉;『アメン父』(河出書房新社・講談社文芸文庫/刊)より
「海軍刑務所」『街のいろはレンガ色』(中国新聞社/刊)より ほか)
第3章 ほろほろ―酔っ払いは二度お会計する(酔っ払いは二度お会計する;飲み会に目的はない;味がある ほか)
著者等紹介
田中開[タナカカイ]
1991年、ドイツで生まれ、東京で育つ。早稲田大学基幹理工学部卒。新宿ゴールデン街にレモンサワー専門のバー「OPEN BOOK」、新宿一丁目に「OPEN BOOK 破」、日本橋のホテルK5内に「Bar Ao」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Karl Heintz Schneider
15
この某名作映画をもじったタイトルも表紙絵も好みだし作者の名前は聞いたことないけど。いいや、予約しちゃえ、ポチっとな。そんなわけで何も考えずに手に取ったこの本・視覚情報から察するに間違いなく小説家と思ったらあにはからんや、エッセイ、それもルポルタージュ寄りの。著者の田中開(かい)さんは大学卒業後、定職に就かず日本全国を飲み歩いた後、諸外国を渡り歩きでは新宿ゴールデン街でレモンサワー専門店の店主となる。そこに至るまでの紆余曲折がこの本に描かれている・。 2023/05/25
たっきー
8
祖父が田中小実昌、母が田中りえと作家で、自身は飲み屋のオーナーである著者の酒にまつわるエッセイ。たいていの酒エッセイはな楽しく読めるのだが、こちらの作品はあまり面白さを見出せないまま読了。まだお若く(1991年生まれ)、学生ノリ感が抜けきれてない印象も。2022/10/25
Kazuo Ebihara
1
新宿ゴールデン街にある「OPEN BOOK」店主で 田中小実昌さんの孫でもある開さんの初エッセイ集。 酒と酒場と旅の話。 似たテーマの小実昌さんのエッセイも 数編差し込まれ、これがいいスパイスになっている。 美味いレモンサワー飲みに、ゴールデン街に行くかな。2022/04/24
Kuliyama
0
楽しく拝読しました。田中小実昌さんのことを久しぶりに思い出しました。2022/08/10