内容説明
バックパッカーはなぜクレイジーなジャーナリストになったのか?誰もが避ける危険地帯の取材はどうして可能なのか?世界の危険地帯に生きる人たちはどんな生活をしているのか?海外を歩くときに私たちはどこに気をつければいいのか?怖くて面白くて少しだけ役に立つ、ヤバい旅エッセイ。
目次
1章 旅する理由
2章 地球の“ヤバい”歩き方(取材;スラム街;ドラッグ;犯罪・トラブル)
3章 旅の流儀(旅のテクニック;旅のファッション)
著者等紹介
丸山ゴンザレス[マルヤマゴンザレス]
1977年、宮城県生まれ。ジャーナリストであり編集者。國學院大學学術資料センター共同研究員。大学院修了後、無職、日雇い労働、出版社勤務を経て独立。危険地帯や裏社会を主に取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
クレージージャーニーに出演していたジャーナリスト、丸山ゴンザレスさんの旅のコツ本。スラム街の話や危険地帯での取材など、いろいろな丸山流テクニックがかかれる。▽そんな危険が!と、全く旅に縁のない自分ですが、とても楽しめました。2022/01/21
kawa
33
安心安全(流行語?…安心は主観的感性の問題、安全は客観的・科学的な問題なのでそれを団子にして議論しても混乱すると思うが)な旅をしたい年頃なので、せめて本読みでドキドキ旅を楽しみたくての本書。内容は「危険地帯の歩き方」ノウハウの一端を伝授の趣きで、やや肩すかし。が、フィリピンで頻発していたという手荷物への銃弾混入トラップや手荷物の管理の仕方などは参考になることも。2021/07/02
マッキー
12
スラムや裏社会を取材する上での交渉術やコツなどが書かれている。一般旅行客はこういう行為に縁がないと思うが、賄賂の相場、通貨代わりのタバコ、裏社会で働く人へのアポの取り方、殺しの引き受け価格、大麻の入手法など、普通の観光ではまず知りえないことが網羅されている。好奇心をくすぐられた。「交通事故で相手にぶつかったら車の修理代や治療費が高くつくので轢き殺してしまった方が安上がり」というのには驚いた。命の価値は諸外国では驚くほど安い。後半に、一般の旅行でも使える持ち物や衛生面での心掛けが書かれていて、これは役立つ。2021/08/17
ガンジス川沐浴子
7
なかなか良い本だった。 具体的に潜入する内容ではないけれど、経験に基づいたコラムなので面白くためになる。指南書のような。 ブラックな裏社会の話だけでなく、バックパッカー的な旅の話とか。 「行きたい気持ちがあればどこにだって旅できる」というゴンザレス氏を旅人生に導いたエピソードなんかも良かった。 気になったこと…考古学をベースとした取材方法。あと官能小説。2021/10/04
やまた
6
現地のエピソードは過去の著作で知っているものがほとんどだったものの、持ち物や旅のライフハック的なことにも触れられていて面白かった。このシリーズ、題材はどれも面白いけれど、校閲全然入っていないんだろうな…。ぱっと見でわかる人名ミスとか、ちょっと読んでいてガクッときてしまう。2020/11/22