出版社内容情報
●第2巻刊行!ついにシリーズ全2巻完結
文明史の広大な視野から解き明かす中国膨張の論理と本質!
2008年8月から始まった
フォーラム「文明学の世紀」は、
日本と中国との関係を長期的・短期的の
両視座から省察できる研究会として10年以上続いている。
中国文明論、日中歴史分野、日米関係、中東、ロシアなどの
研究者・ジャーナリストなど21名の議論をベースに、
各メンバーが文明学的視座から執筆。
日本人が自身の「文明」について考えるために、
また台頭目覚ましい隣国「中国」を前に、
どのような視点を持てばよいのか提示する。
※内容は予告なく変更となる可能性がございます
内容説明
近代の超克、歴史認識、対日工作、ウクライナ戦争、米中対立―専制主義の台頭を前に日本人が持つべき視座。日本を代表する東アジア文明史の「知」を結集!フォーラム「文明学の世紀」(座長・中西輝政)メンバー21名による中国理解の羅針盤!
目次
第4部 文明史から見た日中関係(近代日本の「文明史」と中国;近代日中関係の始まりと名倉信敦;岩井公館関係者の文化大革命―対日工作関与という経歴の意味;中国国家と近代の超克)
第5部 現代中国のプレゼンス(「善意」と不信―中国の民族問題を取り巻くイデオロギー;中国台頭の中の韓国―文在寅政権期の分析を中心に;戦後日中関係と歴史認識の溝―日中歴史共同研究で知ったこと;ロシア・ウクライナ戦争と中国―侵攻半年間で何が起きたのか)
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学教授を歴任。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(1999年、2005年)受賞。専門は国際政治学、国際関係史、文明史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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