シリーズ日本人のための文明学<br> 文明と覇権から見る中国

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シリーズ日本人のための文明学
文明と覇権から見る中国

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  • サイズ 46判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863102460
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C3031

出版社内容情報

文明史の広大な視野から解き明かす中国膨張の論理と本質!
2008年7月から始まったフォーラム「文明学の世紀」(京都大学名誉教授・中西輝政主宰)は、日本と中国との関係を長期的・短期的の両視座から省察できる会として10年以上続いている。
中国文明論、日中歴史分野、日米関係、中東、ロシアなどの研究者・ジャーナリストなど21名の議論をベースに、各メンバーが文明学的視座から執筆。日本人が自身の「文明」について考えるために、また台頭目覚ましい隣国「中国」を前に、どのような視点を持てばよいのか提示する、フォーラム発表の集大成。

「はじめに」より――
中国は二一世紀の世界でどのように行動し、全体としてどのような位置を占めるのか。すなわち中国と国際社会=世界との関係を大きな構図で考えるには、どうしても歴史に深く棹を差すことが必要である。しかし、そこには「中国史」という、およそ中国について考えようとすれば、向き合わなければならない大きな「壁」が立ち現われる。
なぜなら中国に限っては、歴史はその独特の宇宙観やイデオロギー性のゆえに、つねにカッコ付きでしか取扱えない厄介なテーマであるからだ。しかしまた、中国について考えるとき、「歴史」は迂回することのできない大きな壁なのである。そして、この壁を乗り越える方法の一つが、「文明」という観点――もちろんそれにも特有の「障壁」があるのは百も承知なのだが――ではないのか、というのがこのフォーラムの当初からの視座でもあった。
(中略)
二〇一〇年代の中国を取り巻く情勢の激変と多分に危うさも含んだ現状への推移には目を見張るものがあった。この状況は今後も継続してゆくことは間違いなく、日本を含め世界中がいま、そのことに視野を集中させている。しかし、むしろこうした状況の中にあるがゆえに、今こそ我々は、再び世に先駆けてもう一度、歴史と文明の展望台に身を置くことで、より遠くまで見通せることを訴える必要があるのではないかと思う。

内容説明

米中覇権、一帯一路、台湾有事、一党独裁、知能化戦争、華夷思想。台頭著しい中国を前に日本人が持つべき視座。フォーラム「文明学の世紀」(座長・中西輝政)メンバー21名による中国理解の羅針盤!

目次

第1部 中国と近代文明(近代中国の知識人は「文明」をどのように捉えたのか(川尻文彦(愛知県立大学教授))
近代化の果てに出現した中国―中華人民共和国の履歴書(北村稔(立命館大学名誉教授))
中央ユーラシアにおける清朝とロシア帝国―多元的文明の接触(山添博史(防衛研究所主任研究官)))
第2部 中国と「辺境」の対峙(中国とその「辺境」認識―沖縄からモンゴルへ(岡本隆司(京都府立大学教授))
中国の中央=地方関係と北京=香港関係(三宅康之(関西学院大学教授))
台湾民主化と中台危機の構造―統合と分離の政治力学(井尻秀憲(東京外国語大学名誉教授))
事大と交隣―大陸と半島と列島(岡本隆司(京都府立大学教授)))
第3部 台頭する中国との関係(中国の「知能化戦争」―「パンデミック」以後、種としての人類の未来とディストピア(浅野亮(同志社大学教授))
東南アジアにとっての中国問題(三宅康之(関西学院大学教授)))

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学教授を歴任。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(2001年、2005年)受賞。専門は国際政治学、国際関係史、文明史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バルジ

5
中国を歴史と現代から複数の論点を示す論集。表題とは異なり現代中国に関する論稿が半分以上を示す「文明と覇権」はやや外れているようにも感じる。しかし本書の示す論点は多様でかつ示唆に富む。個人的には第一章と第三章、第八章が面白い。前者は歴史的視座、後者は現代中国の軍事政策に関する論である。第三章の山添博史の論考は中露関係を論じておりロシアのその「無原則性」故の柔軟な外交は現代の中露関係を見る際に参考となる。2023/01/06

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