世界史を突き動かした英仏独三国志―対立と協調の欧州500年史

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世界史を突き動かした英仏独三国志―対立と協調の欧州500年史

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863102323
  • NDC分類 233
  • Cコード C0022

出版社内容情報

◎近代日本が最も影響を受けた「英仏独」の歴史!
コロナ後の日本人が学びたい三国の「凋落」と「再生」
 タテの流れだけでは学べない世界史の新教養

なぜ、「隣国」同士は仲が悪いのか?
なぜ、米ソの後塵を拝したのか?
なぜ、英EU離脱は必然だったのか?
宗教改革、絶対主義、市民革命、重商主義、
国民国家、産業革命、帝国主義、資本主義、
世界大戦、民主主義、欧州統合、コロナ禍…。
世界の諸問題の「根源」がわかる1冊。

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「はじめに」より
 この本ではイギリス・フランス・ドイツの3国の歴史に焦点を当てます。この3国は16~17世紀以降、先行していたイタリアやスペイン、オランダに代わって、ヨーロッパさらには世界の歴史を動かしていきます。3国は対立や協調を繰り返しながら、独自の国家をつくり上げてきています。我々が世界の歴史から学ぶべきは、この「対立と協調」にあるのではないかと思います。
 対立と協調とは言葉でいうときれいごとになりますが、現実は厳しいものがあり、対立各国はしばしば戦争になりました。そして戦争が3国それぞれの特色を作り上げ、一方で協調を繰り返しながら、国際関係の枠組みを作り上げてきたのです。
 現代世界は、第2次世界大戦以降のアメリカ・ロシア(ソ連)・中国という巨大国家の成立により複雑にはなっていますが、その中でイギリス・フランス・ドイツ3国の存在感は変わっていません。
(中略)
 この本の目的は、この3国が「対立と協調」を繰り返しながら、ヨーロッパや世界の指導勢力になったかを見直すことです。19世紀はもちろん20世紀前半、第二次世界大戦までの世界史はこの3国が動かしてきたというのは少しひいき目が過ぎるかもしれませんが、完全に否定はできません。古代中国の三国は統一されてしまいますが、ヨーロッパの3国は競い合いながら現代に至っています。
 「3人寄れば文殊の知恵」「三すくみ」「三位一体」「三方一両損」、3の付くことわざ・慣用句はたくさんあります。3国の歴史に当てはまるものも出てきます。16世紀以降の3国の同時代を比較してみると、3国三様、国家の在り方が対照的です。これまでの概説書には、1国の歴史の紹介はあっても、3国の関係やそれぞれの国内事情を、長期間にわたって比較して並べたものがないのに気が付きました。
 単純に3国を比較してみたらどうだろうという気持ちで始めた作業ですが、作業中にイギリスのEU離脱法案が可決されました。新型コロナウィルスへ対応でもお国柄が出てきています。現代は歴史の最前線という言葉の重みも感じます。共感をいただければ幸いです。

内容説明

なぜ「隣国」同士は仲が悪いのか?なぜ米ソの後塵を拝したのか?なぜ英EU離脱は必然だったのか?繁栄と凋落、そして再生。横軸でつかむ歴史の転換点!人類史的危機で学び直す、世界史の新教養。

目次

1 中世から近世へ
2 近世から近代へ
3 近代
4 20世紀の二つの戦争
5 凋落と統合の冷戦時代
6 苦悶するEUの時代

著者等紹介

関眞興[セキシンコウ]
1944年、三重県生まれ。歴史作家・研究家。東京大学文学部卒業後、駿台予備校世界史講師を経て、著述家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かわかみ

7
新たな知見を提示する本ではないが、西洋史を英仏独の三国に焦点をあてて整理しなおした啓発書。著者は予備校の先生を経て著述家になった方らしい。そのせいか文章は少々教科書的で読みやすいとは言えなかったが、時代が近代から現代に至ると正に現代史を理解する基本的な教養とも言うべき内容で有益だった。また、清教徒革命やフランス革命に深入りしていないが、欧州での戦争が国の財政を逼迫させ、増税への試みが革命を誘発した側面を理解できる。翻って江戸幕府が長期政権だったのも対外戦争がなかったことが大きな要因なのだろう。2024/11/22

pettyori1

7
歴史苦手な私がすっごく時間かけて頑張って読んだ本。 16世紀から現代まで500年ほどの英仏独の歴史を、それぞれの関係性を含めてだいぶ駆け足で説明していますが、戦後からここ最近の世界情勢にもしっかり触れていて勉強になりました。 余談ですが、エロイカより愛を込めて、エル・アルコン、アルカサルなど青池保子先生の漫画がすごく好きなんですが、それぞれの作品で描かれている時代背景と出来事など理解が深まり、点と点が線でつながった気がします。改めて読み直し楽しみたい。2022/04/04

Mistral_K

2
ヨーロッパ市を動かした国際関係を通史的に学ぶ機会となった。2024/05/01

akiakki

2
欧州史として近世どころかつい先日の英のEU離脱まで記載してあるのは珍しい。英仏独に着目して16世紀からの流れを解説してるが、全体的に平坦な流れで出来事に対する掘り下げや前後関係の繋がりなどは述べられていないので学びは少ない。例えば冷戦時代は「ヨーロッパ冷戦史」の方がはるかに詳しく英仏独のことが解説されていた。2021/10/01

Go Extreme

2
中世から近世へ:ローマ教皇と決別し主権国家形成 アルマダ海戦が西洋秩序を変革 近世から近代へ:30年戦争と清教徒革命 ルイ14世の絶対王政と各国への影響 18世紀に相次ぐ戦争 アメリカ独立革命と3国の 近代:フランス革命と自由主義 ナポレオンによるヨーロッパ支配 国際会議で維持したウィーン体制 パクス=ブリタニカ時代の国民国家 帝国主義時代と海外進出 20世紀の2つの戦争:全世界を巻き込んだ第一次大戦 世界恐慌→第二次大戦へ 3国が指導力を落とし冷戦 冷戦は深刻化 大きなvs小さな政府 苦闘するEUの時代2021/02/11

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