出版社内容情報
奈良キャンペーン10周年を記念して、これまでのポスターからコピーと写真を抜粋し、1冊にまとめました。イラストレーターの田中ひろみさんには仏像の魅力を、文筆家の甲斐みのりさんには奈良をご案内いただきます。たまにはふらりと奈良に行ってみようか──そんな気持ちになる1冊です。
内容説明
JR東海のキャンペーン「うましうるわし奈良」が始まって、早10年。いま、ふたたびの奈良へ。
目次
はじめに―刻まれた時を旅する 堂本剛
奈良公園周辺
斑鳩・西ノ京
飛鳥・桜井・吉野
奈良仏像探訪記―イラストレーター 田中ひろみ
奈良を歩く―文筆家 甲斐みのり
奈良地図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
56
遠き過去に刻まれた「時」の名残り、又は「奈良タイム」と地元奈良出身の堂本剛さんらしい一文で始まる本書、天候に恵まれた事もありますが昨年春に訪れた奈良が心地よく、穏やかな時間を過ごせました。しかし今年は混雑覚悟で吉野桜見物に出掛ける予定で予習として拝読、暖かい日が続きますが…桜が散ってない事を祈ります。2024/02/12
ナディ
23
綺麗な写真で、のんびり眺めるにはぴったりな1冊。やはり中宮寺の半伽思惟像は美しい。2016/02/05
かごめ
16
奈良は日本の文化の黎明の地、だが今もまだ寺社がゆったりと存在している。また、飛鳥・白鳳・天平の文化の本を読み返したくなった。理解を深め秋の奈良を散策したい。2016/09/04
のぶりん
14
エッセイと写真がマッチして本当に綺麗。何度も見てたのに見えてなかった。焦点を当ててもらって「美」に気づかされた気がする。2018/03/10
遠い日
12
JR東海のキャンペーンに使われた奈良の美しい写真集。奈良はすぐそこなので、日常の買い物や生活で毎日奈良には行っているわたしだが、神社仏閣を訪れることはほとんどなくなってしまったなぁ。秋篠寺を横目に見てカットに行ったりするのに、わざわざ足を向けないまま。でも、やっぱり奈良はディープだ。歴史の層が見えるような気がする。いつか中宮寺の美しいお顔の如意輪観音像を拝見したいという目標ができました。2016/12/13