内容説明
アルツハイマー病の第一線の研究者が、認知症全般についてわかりやすく解説し、読者の疑問に簡潔に答える。認知症は治るのか、早期発見・早期治療は可能か、治療薬・ワクチンは効くのか、サプリメントは有効か―。
目次
1章 認知症ってなんですか?(脳の神経細胞は休むことなく働き続けている;脳の働きはどこまでわかっているのか ほか)
2章 アルツハイマー病ってなんですか?(アルツハイマー病ってなんですか?;タングルと老人斑 ほか)
3章 治療法(エビデンス―臨床研究という科学的根拠;ネガティブ・フィードバック ほか)
4章 治療薬(コリンエステラーゼ阻害薬;メマンチン ほか)
5章 予防法あれこれ(早期発見・早期治療;血圧は下げれば下げるほどよいか? ほか)
著者等紹介
丸山敬[マルヤマケイ]
埼玉医科大学医学部薬理学教室教授。1957年生まれ。東京大学医学部医学科卒業後、東大医学系大学院で研究を開始。医学博士を授与されるものの、研究職がなくカナダ・トロント大学医学部へ留学。留学3年後も研究職を得られず、臨床研修を開始する。その後、東京都精神医学総合研究所(旧名)や国立生理学研究所(旧名)などを転々として、現在は、埼玉医科大学教授としてトランスレーショナル・エデュケーション(基礎医学と臨床医学の橋渡し教育)を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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