パトリ“祖国”の方へ―一九七〇年の“日本発見”

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パトリ“祖国”の方へ―一九七〇年の“日本発見”

  • 柴崎 信三【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863101074
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0095

内容説明

三島由紀夫がいた。川端康成がいた。万博に大衆が押しよせやがて昭和が終った。歴史は輪郭を失い曖昧模糊となっていった。日本はどこから来てどこへ行くのか。忘れていた遠い歌が海鳴りのようにひびく―戦後社会の転回点に日本という「物語」を読む。

目次

第1章 美しい日本と“私”(空っぽな大国―三島由紀夫の死;喝采が途絶える時―川端康成晩景;日本画の運命―寂しい東山魁夷;遠くへ行きたい―旅する若者たち)
第2章 高度成長と“パトリ”(万博と日本の原郷―岡本太郎の“爆発”;カリスマ沈黙―丸山眞男をめぐって;身捨つるほどの祖国―短歌、そして小林秀雄;“世代”の反逆―小津安二郎と「新しい波」)
第3章 “宴のあと”へ(ある“国民の物語”―司馬遼太郎の場合;望郷と中間大衆―田中角栄の蹉跌;“昭和”の遠雷―團伊玖磨と菱沼五郎;MADE IN JAPAN―本田宗一郎と城山三郎)
第4章 それから―“日本”という作法(分去れの道―正田美智子と須賀敦子;「無国籍者」の回心―村上春樹と「団塊の世代」;“母”を探して―江藤淳の“回帰”;“3.11”と日本の風景―ハーンとキーンの“帰郷”)

著者等紹介

柴崎信三[シバサキシンゾウ]
1946年、東京生れ。69年、慶応大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。社会部記者、同部次長、文化部長などを経て、論説委員兼編集委員を務める。2007年退社。独立行政法人・国民生活センター理事を経て現在、獨協大学、白百合女子大学、文化学園大学などで教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

77
今ひとつ不明瞭なタイトルが目指す何かを求め一遍一遍、自らの記憶を添わせながら読み進めた。<3.11>に引き裂かれた列島に広がった<絆>を求める声に、失われゆく山河と人々の繋がり、伝統と歴史の記憶を見出す。この国が戦後の廃墟から復興を成し遂げ、人々が豊かな時代への手ごたえを確かにした70年を基点に、その時代の心情を顧みる。日本の伝統美学を追及し続けた三島と川端、そしてその自死。戦後民主主義のカリスマ丸山眞男の沈黙。田中角栄の蹉跌。共に聖心女子大に学んだ正田美智子と須田敦子の”分去れの道”に込められた想い。…2021/02/22

yyrn

27
なぜこんな面白い本をみんな読まないのだろう?そうか知らないんだな。そういう私も図書館で何気なく「パトリ」という背表紙の言葉に目が留まり、貸出冊数に余裕があったから深く考えもせず借りてきたが、これがなかなかに味わい深い本だった。▼作者が日本の転換点と捉えた1970年前後(明治100年目の喪失?戦後25年目の経済成長?)の、各界の著名人の言動を通して、確かにあの頃あった「熱い昭和」を静かに再考する本だと解したが、当時の硬い、回りくどい文章を引用しながらも、理解しやすい構成になっていたと思う。 2021/01/16

双海(ふたみ)

5
高畠華宵がポンと出てきて驚きました。弥生美術館でしたよね。2014/02/11

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