出版社内容情報
文豪にして、大変態――『痴人の愛』から『陰影礼讃』まで、11人の天才がマンガで読み解く谷崎潤一郎の美しき文学傑作選。奇跡のコラボレーションは名作、珍作、問題作が目白押し!?
文庫特別付録に【対談】山口晃×近藤聡乃、【インタビュー】古屋兎丸/中村明日美子、【裏話マンガ】榎本俊二など。
(『谷崎万華鏡』より改題)
山口晃「台所太平記」
しりあがり寿「谷崎潤一郎『ふうてん老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」
高野文子「陰翳礼讃」
古屋兎丸「少年」
中村明日美子「続続蘿洞先生」
近藤聡乃「夢の浮橋」
西村ツチカ「猿が人間になった話」
榎本俊二「青塚氏の話」
今日マチ子「痴人の愛」
山田参助「ひょうふう」
久世番子「谷崎ガールズ」
内容説明
文豪にして、大変態―?発禁処分、三度の結婚、老境の性…マゾヒズムに一生を捧げた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才が豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで、夢幻の美しさで描かれる谷崎入門決定版。“特別付録”対談・山口晃×近藤聡乃/インタビュー・古屋兎丸&中村明日美子/裏話マンガ・榎本俊二など。
著者等紹介
谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
明治19年(1886)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治43年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和40年(1965)7月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和24年には、第八回文化勲章を受けた。昭和三十九年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文芸学術アカデミー名誉会員に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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