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スパコンとは何か―1位か2位か、それが問題か

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863100985
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C0304

内容説明

スパコン事業仕分け人になった著者による、次世代スーパーコンピュータープロジェクトへの提言。

目次

第1章 なぜいまスーパーコンピューター計画なのか(スーパーコンピューターとは何か;同時並行に計算を行なうスーパーコンピューター ほか)
第2章 スーパーコンピューターは何に使うのか(スーパーコンピューターの能力とは;気象予報・天気予報に欠かせないスーパーコンピューター ほか)
第3章 世界最速スーパーコンピューターを作るには(スーパーコンピューターと天気予報;「速いコンピューター」のハードウェア ほか)
第4章 だから次世代スーパーコンピュータープロジェクトに異議あり(「京」世界1位の意味;なぜ「京」を問題視するのか ほか)
第5章 日本がスーパーコンピューター王国であり続けるためには(中国は次の「スパコン王国」か;日本のスーパーコンピューター環境は ほか)

著者等紹介

金田康正[カナダヤスマサ]
1949年兵庫県揖保郡(現たつの市)出身。東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティング研究部門教授。専門は計算科学。東北大学理学部物理第二学科卒業。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士(東京大学)。名古屋大学プラズマ研究所附属電子計算機センター、東京大学大型計算機センター、ケンブリッジ大学計算機研究所客員研究員などを経て現職。受賞として情報処理学会論文賞(1983:邦文、1998:和文)、情報処理学会Best Author賞(1994)、兵庫県揖保川町きんもくせい賞(2003)、第36回市村産業賞貢献賞(2004)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Koning

2
事業仕分けをする側にいた中の人で東大でスパコンをやり続けてる人の本。とりあえずSPARCだったんで京に関しては無事完成してよかったねなのだけれど(そこかい)、確かにNECが抜けてベクタープロセッサ部分がごっそり抜け落ちて単なる高級SPARC HPCマシンになっちゃったという点とか考えると仕分けも仕方なかったのかと考え直させられる本。正直すまんかったorz。という感じだったりする私(w。まぁ、でも確かに直ぐにIBMのSequoiaがPOWER5+かなんかのクラスタで抜くのはわかってたしなぁ(汗。2012/07/21

NEETもどき

0
一番じゃなきゃダメなんです!2012/12/20

noritsugu

0
原理や構造をやさしく詳しくというよりも、事業仕分けで問題になったような話や日本でのスパコンのありかたなどを含め。2012/11/05

kozawa

0
「2位じゃダメなんですか?」のあの民主党事業仕分けスパコン案件で仕分け側にいた著者がスパコンの現状と目標等を書きつつ、あの事業仕分けで何がしたかったのかについてもふれた本。当事者の弁をどう受け止めますかはてさて。悪い本とは思わなかったですが。面白く読みました。2012/08/28

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