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だれかを犠牲にする経済は、もういらない

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784863100701
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

欧米で活躍する「日本一の事業家」原丈人と、「日本一の金庫番」金児昭が、新しい経済システムを提唱し、実践しつつある。自信を失った日本人に勇気を与えてくれる、体験的提言集。

目次

第1章 世界中に犠牲者を生み出す現在の経済システム(マネーゲームはなくならず、経済危機は収まらない;多くの人の犠牲の上で一部の人だけが儲けているアメリカ;資本主義の仕組みそのものを変えなければならない)
第2章 「経済」をまっとうな人びとの手にとり戻すために(「新しい資本主義」をバングラデシュで実践;世界最先端技術でザンビアに輸出産業を興す;「一円の利益」をあげることがいかに大切で難しいか;「儲けること」だけが暴走したのはなぜか)
第3章 何でも自分の頭で考え抜く―原丈人の原点(考古学との運命的な出会い;エルサルバドルと関わってビジネスの本質を知った;思っていたのとは違ったアメリカのビジネススクール;考古学のために事業を始めた;小さいころから私を信じてくれた両親;共産主義を自分で見に行った)
第4章 出たとこ勝負で道は開ける―金児昭の原点(出たとこ勝負で目の前のことを一生懸命やる;すごい社長は率先垂範;できすぎる先輩のマネはしない;ペコペコ哲学で自分を徹底的にかわいがる;戦争と貧乏と長兄の「約束」)
第5章 日本が進むべき道(何でも欧米の真似をするというのは良くない;排出権取引はサブプライムローン以上の問題を起こす;雰囲気に流されず、地道にコツコツが大事;日本人が世界で伍していくために必要なこと;ITの次の時代は日本がつくる;日本人は公益資本主義を理解できる;日本には素晴らしい経営者がたくさんいた)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

27
原さんの素晴らしさに涙がちょちょぎれる。実業の大切さを訴えられて同感するが、ご本人がベンチャーキャピタルを主業としていたことに疑問を感じる。2005年にバングラデシュでbracNetプロジェクトという公益資本主義を立ち上げられたが、2010年以降ネットのアップデートがされていない。もう存在していないのかは不明。ご本人は安倍内閣参与になっているが近年の情報がない。以前月刊誌でIT以後の世界を書かれており期待をしていたが、米国に牛耳られたまま。今後の活躍をさらに期待。2018/03/13

baboocon

18
ベンチャーキャピタリスト・原丈人さんと経済評論家・金児昭さんの対談本。原さんの主張である米国流の「金融資本主義」の否定や「公益資本主義」の提言は「21世紀の国富論」に書かれた内容とほぼ同じ。もう少し具体的な話が聞きたかったというのが正直なところだけど、排出権取引は新たなバブルを生むだけのまやかしという意見や、日本から新しい資本主義のあり方を世界に広めていこうという前向きな態度は大いに賛同できる。2012/03/15

T坊主

15
1)マネーゲームは、繰り返しバブルをつくってはつぶす。これはウオール街の儲けの種だからなくならない。皆さん株や投機をやる人はお気をつけて。2)金児氏のペコペコ哲学、面白いですね。どうしても目立ちたい人が結構います、出たとこ勝負で道は開かれる、私も何回か転職しましたが、色々な体験をさせていただいたが、今になるとそれらが肥しになっているのかなと思う時もあります。本当お迎えが来るまで、ひょうひょうと、淡々と、もくもくと過ごしていきたい。3)日本人には熱狂癖があると、だから地道にコツコツが大事と。ハロウインも?2016/11/02

ごへいもち

12
原丈人父子の話は本当におかしい。ほぼ日刊イトイ新聞以来注目。金児氏とはバランスが悪かったような気がする2011/01/31

motoroid

9
原丈人さんの公益資本主義の考え方を知りたく読む。金児昭さんの半生も含め、大変読み応えのある本でした。次は、ソーシャルビジネスとの違いを勉強します。2011/01/25

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