ウェッジ文庫<br> 天馬の脚

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天馬の脚

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  • サイズ A6判/ページ数 444p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784863100664
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

自伝的小説で新進作家として文壇に地歩を築いた犀星は、小説、随筆、評論、詩、発句、時評と、書きに書いた。奔馬にごとく疾駆した酬いか、精神的な危機に陥った犀星に追討ちをかけたのが盟友芥川龍之介の自死だった。十年余を過した田端の居を引払い、犀星は心機一転出直しを企てる。本書は、そうした転機に当る時期の随筆を集成したもので、多彩な文業のなかに天翔ける馬を夢見る犀星の真情が仄見える。

目次

天上の梯子
月光的文献
林泉雑稿
詩に就て
文芸時評
映画時評
和歌
発句
人物と印象
澄江堂雑記
書籍と批評
喫煙雑筆
日録
自画像

著者等紹介

室生犀星[ムロオサイセイ]
詩人、小説家、随筆家。1889年(明治22)石川県金沢市生まれ。本名照道。少年時に俳句を始め、詩、短歌にも手を染める。北原白秋に認められ、白秋主宰の「朱欒(ざんぼあ)」に寄稿。萩原朔太郎と親交をもつ。『幼年時代』『性に目覚める頃』等により小説家としての地歩を築く。1962年(昭和37)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

8
★★★★☆(主に昭和2年から翌年7月にかけての新聞・雑誌に発表された犀星作品の随筆集。題材はバラエティに富んでいるが、当時犀星は精神的にも家庭的にも或種行き詰まりを感じ乍も、それを打ち壊し、新しく立ち直るべく努力していた時期でもある。友(澄江堂)との別れ、遺児(童子)の俤が残る田端の家(庭)との決別。庭を壊し、田端の居を引き払い、一家をあげて軽井沢でひと夏を過ごし、秋には郷里金沢へ、そして暮には朔太郎の住む大森馬込へ新居を構えた。田端の庭は、一読者の胸へもまた「童子」「その後の童子」の俤を残している。) 2013/09/27

きりぱい

3
日々の雑記から発句、人物評までバラエティに富んだ随想集。『庭をつくる人』の第二弾のような構成で、刊行は2年後(昭和4年、本書は新版)なのだけど、映画評が若干多いことを思うと、その間に鑑賞できたのかなと。何せ鑑賞作品も古いので挙げられる女優もまずわからないが、原作では面白い「ウィンダミア夫人の扇」などは感銘が浅かったようだ。小品が含まれていないのは残念だけれど、その分作家話が面白く、特に芥川に多く割かれたページは、亡くなって1年後までの、盟友への思いがあふれている。2010/07/01

HANA

3
エッセイあり文学論あり俳句あり、と割と盛りだくさんな内容。作中詩人と作家を厳密に分けているが、本来両者ともそう差はないような気もする。詩人の詩というものに対する定義がこれを読むと何となく理解できる。2010/05/26

あ げ こ

2
犀星の魅力がたっぷりと詰まった一冊。情痴にも似た愛情を向ける庭のことをはじめ、扱う話題の全てを熱く語る。愛する庭の草木や石の幻に取り憑かれ、庭を考えることに苦痛を感じようとも、体に染み付いた習慣により気がつくと庭の中にいるという室生犀星。流石である。女優の脂肪について、チャップリンへの批判等も面白く読んだ。人物評、特に芥川龍之介評は興味深い。芥川との交流で得たもの、彼の死が及ぼした影響。深い友情を見た。2013/05/23

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