内容説明
薩摩に生まれ、海外へと目を向け、西郷隆盛、坂本竜馬、高杉晋作らと出会い、幕末を闘い、大坂の商業再生に夢をみて、大坂商工会議所を設立した、五代友厚の生涯を活写した歴史小説。
著者等紹介
黒川十蔵[クロカワジュウゾウ]
昭和24年生。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HIROE
2
五代ロスに陥っていたところ、BOOK・OFFで偶然この本に遭遇。運命かと思いました。 五代友厚という名前と薩摩出身ということしか知らなくて、朝ドラで大阪のために頑張った人なんだなと初めて知りました。 現在の大阪の礎を築いた偉大な方だったんですね。 何より龍馬の働きであるというイメージの強い薩長同盟、船中八策、亀山社中は龍馬と五代との交流があったからなし得たことなんだな、と合点がいきました。海外に行ったことのない龍馬が何故あのような知識があったのか、とても不思議だったので。2016/01/30