内容説明
大和路に咲く草花や苔むした路傍の碑が、いつの間にか古代史を語り始める。それは大伴家持の恋物語や在原業平の悲劇だったり、蘇我氏と百済との繋がりだったり、古代権力者たちの夢がいま甦る…。
目次
奈良、大和路への誘い
馬酔木の花―大伴家持
春日野の桜―和迩(春日)氏
山田寺の白藤―蘇我倉山田石川麻呂
笹ゆりの媛―媛蹈五十鈴姫
高田川の紫陽花―静御前
夏草の道―世阿弥
在原寺の一叢すすき―在原業平
高野山の初紅葉―丹生都比売と弘法大師
石光寺の寒牡丹―當麻氏・大津皇子
奥吉野の南天―自天王と後南朝
賀名生の梅―吉野皇太后と南朝の里
著者等紹介
森川禮次郎[モリカワレイジロウ]
1928年大阪府生まれ。1951年旧制大阪商科大学卒、住友銀行入行。1980年取締役福岡支店長にて退任。淺海電気(株)社長。1986年阪神土木工業(株)社長。1986年阪神總合レジャー(株)、タイガースゴルフクラブ社長。1997年全社退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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