内容説明
諸外国からの国難に対し、公武合体してあたるべきと考えた孝明天皇は、妹・和宮を徳川家茂に降嫁させた。沖田総司が隅田川で救った美少女・右近は、和宮に付き従う女衆の一人だった。やがて二人は、道ならぬ恋に堕ちるが、右近は和宮の替え玉として姿を消した。そして総司は幕末騒乱の渦のなか、王政復古を目指す岩倉具視と、彼を裏で操る政商グラヴァーらの、孝明天皇毒殺の証拠を秘めた『禁裏御みあし帖』を巡る策謀に巻き込まれていく。
著者等紹介
えとう乱星[エトウランセイ]
1949年熊本県生まれ。翌年ポリオに罹患、以来車椅子生活を余儀なくされる。89年、時代小説「中風越後」で小説CLUB新人賞佳作入選。90年『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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