内容説明
著作と訳書は130冊ほどに及ぶが、哲学とは何か、ヨーロッパ思想とは何か、そして宗教改革についてが多い。実存主義に始まり、助手時代にカントとヘーゲルの著作を徹底的に読んで学問的作法を身に付け、以後古代から現代に至る多くの著作に親しんだ。なかでもマックス・シェーラーやブーバーを独自に研究、対話と間主観性を基礎に「人間学」を主軸としたヨーロッパ思想史研究に新境地を開いた。90代の半ばを迎えた現在、日本文学を再読し固有な日本文化の探求に旅立った。若い読者や専門家にも有益な自叙伝。
目次
1 わたしが歩んだ道(自叙伝―わたしの思想史研究の足跡;青年時代に求めたこと;家族のことなど;フレッシュマン精神;「われ、ここに、立つ」―歴史の転機となった言葉;質疑と応答)
2 ヨーロッパ文化とは何か(ヨーロッパ文化の学びかた―その思想史は宝の山である;ヨーロッパ文化研究を志した二つの理由;ヨーロッパ文化と日本文化;理性の崩壊と再建;恥の文化と良心の文化)
3 哲学とは何か(わたしは哲学をどのように学んだか;人間学について考えてみましょう;対話とはどのような行為なのか;ギリシアにおける哲学の起源;アウグスティヌスの生涯と思想;概念的思考の確立―プラトンからヘーゲルに至る哲学の歩み;ドイツ観念論の哲学;カントと啓蒙の精神;わたしはカントとヘーゲルをどう学んだか;現代人にとって自律は可能か;実存弁証法の発展―個人主義的主体性の問題;体系的思考と思想史的思考)
4 宗教改革の意義(宗教改革が起こった原因を知っていますか;宗教改革と近代思想;変革期を読み解く―伝統社会から近代社会へ)
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
昭和7(1923)年静岡県に生まれる。昭和37(1962)年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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