内容説明
本書は、自己認識の視点から、身心論を分析し、ヨーロッパ思想史の固有性、そして古典などの作品を通して「汝自身を知る」意味を明らかにする。また人間学の歴史や具体的な方法論とその意義についても分かりやすく紹介。哲学思想分野だけでなく自然科学や工学に関心をもつ読者にも読んでもらいたい優れた人間学入門である。
目次
1 人間学とはどのような学問か
2 自己認識の変化
3 人間についての物語―物語の人間学
4 哲学的人間学の成立
5 人間学的区分法
6 対話による人間形成
7 人間学の現代的意義
8 人間学の研究方法―シェーラーとディルタイからリクールまで
付論 人間学の学び方
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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