現代の哲学的人間学―間主観性の人間学とは何か

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現代の哲学的人間学―間主観性の人間学とは何か

  • 金子 晴勇【著】
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  • サイズ B40判/ページ数 388p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862853622
  • NDC分類 114
  • Cコード C3010

内容説明

人間学については古代から現代まで多くの学説がある。プラトンの観念論的人間学をはじめ、ヘブライズム信仰による人間学、哲学と信仰を統合するアウグスティヌスや中世の人間学、啓蒙時代の理性的で自然主義的な人間学、ヘーゲル哲学を解体したフォイエルバッハやキルケゴールの人間学など。そのなかで哲学的人間学の成立にはカントとマックス・シェーラーの貢献が多大であった。哲学的人間学は、シェーラー『宇宙における人間の地位』(1928年)をきっかけに、同年にヘルムート・プレスナーが『有機体の諸段階と人間―哲学的人間学入門』を刊行し、人間の存在を全体的に考察する学問として確立した。シェーラーは、新たな展開をした生物学や個別諸科学と現象学的方法により、人間学の基盤を確立した。彼は価値倫理学と形而上学を経て人間学に至ったが、同時に禁欲原理としての「精神」の中に「人間の特殊地位」を見出した。さらにプレスナーは有機的自然界に対する「人間の特殊地位」を人間の「脱中心性」により捉えた。人間学とは「自己自身についての知識」である。自己認識こそ芸術、宗教、哲学における知的探求の目的である。本書は一世紀にわたる多様な研究成果を、対話と関主観性の観点から総合的に考察した、最新の本格的概説書である。

目次

哲学的人間学の意義
第1部 哲学的人間学の歴史と根本問題(哲学的人間学の現代的な展開;現代の生物学と医学における人間学の発展;人間学の新しい可能性;他者認識と間主観性―マックス・シェーラー学説の批判的検討;間主観性の人間学―人間の内なる社会の考察;哲学的人間学の根本問題)
第2部 文化・社会・宗教との関連(人間と文化;人間と社会;現代人間学における心身相関説―シェーラーと現代の医学的人間学からの考察)
哲学的人間学の現代的意義

著者等紹介

金子晴勇[カネコハルオ]
昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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