出版社内容情報
周囲の力を借りながら自己、組織、社会をかえていくしなやかさこそが日本型マーケティングの特徴であり、おもてなし、ウェルビーイング追求、マーケティング戦略、マーケティング教育という4つの切り口を通して論じる。
目次
第1部 日本型おもてなしの視座(日本型おもてなしの源流と特徴;文化的文脈価値と二重価値創造プロセスモデル―一流懐石料理店における主客価値創造を中心に ほか)
第2部 日本型ウェルビーイング追求(ソーシャル・プロダクトに対する消費者行動の変容に関する研究;チャリティ・クラウドファンディングの日中比較研究―コミュニケーションと共感の視点から ほか)
第3部 日本型マーケティング戦略(成長する中小企業におけるダイナミック・ケイパビリティの考察―研究開発型ニッチトップ中堅企業の事例から;日本型リレーションシップ・マーケティングにおける信頼と共感の醸成―馴染み・継続・協働で育む関係性 ほか)
第4部 日本型マーケティング教育(マーケティング授業におけるPBL型演習授業の教育実践―非構造化された課題における学修プロセス;芸術文化観光専門職大学における臨地実務実習の展開―PALAR視点からのリフレクション ほか)
著者等紹介
佐藤善信[サトウヨシノブ]
関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。博士(経営学)兵庫県立大学。岡山商科大学、流通科学大学を経て現職。流通科学大学においてヴァージニア大学ダーデン・ビジネススクール留学。帰国後、流通科学大学中内ビジネススクール校長を2期務める。教育にケースメソッドを活用、定着させた第一人者であり、研究にエスノグラフィーやアクションリサーチを積極的に取り入れ、「現場と理論の往復運動」を体現。扱うテーマはチャネル論から起業家論、グローバル・マーケティング、ソーシャル・マーケティング等多岐にわたる*
本下真次[ホンゲシンジ]
岡山理科大学経営学部准教授、株式会社コトバノミカタ共同創業者・取締役。博士(先端マネジメント、関西学院大学)。デザイン会社でのコピーライター、営業マネジャー等を経て現職。専門は営業・マーケティング研究
相島淑美[アイシマトシミ]
神戸学院大学経営学部准教授。博士(先端マネジメント、関西学院大学)。日本経済新聞記者、英文学教員を経て現職。専門は文化を基盤としたマーケティング研究とおもてなし研究
山本誠一[ヤマモトノブタダ]
大阪国際大学経営経済学部准教授、独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業支援アドバイザー、上級ウェブ解析士。経営管理修士(専門職、関西学院大学)。大手広告会社、コンテンツプロバイダー等からコンサルティング業を経て現職。専門は、マーケティング、地域創生、人材育成の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。