出版社内容情報
山田運送株式会社代表取締役社長・安原信行氏の語りを作家・中野順哉が書き起こす。効率化を是とせず独自のビジネスモデルで挑む姿を、散文詩・講談・漫画原作といった多彩なスタイルで描く。
内容説明
個人のストーリーをアートとして捉え、次代に残す実験的な記録のシリーズ。第三作は効率化を是とするパラダイムに対し、独自のビジネスモデルで挑む安原信行を描く。スタイルは「散文詩と音楽」。安原の哲学の中に息づく人としての品位と、少年時代に出会った音楽とのシンクロナイズを狙った。
目次
1 ある曲(知らない国々;珍しいお話;鬼ごっこ)
2 黒い手(おねだり;満足;大事件)
3 夢(夢―トロイメライ;炉ばたで;木馬の騎士)
4 Z旗(むきになって;おどかし)
5 眠り(子どもは眠る;詩人のお話)
著者等紹介
中野順哉[ナカノジュンヤ]
作家。小説を阿部牧郎、浄瑠璃台本を七世鶴澤寛治の各氏に師事。2000年、琵琶湖水質浄化の紙を演奏会のチラシ・プログラムに使用することで年間5000トン以上の湖水を浄化する企画を立ち上げる。2002年より各地の歴史をテーマにした講談を創作し音楽とコラボさせた「音楽絵巻」を上方講談師・旭堂南左衛門とともにプロデュース。上演した作品は150作以上にのぼる。2014年、独自の大阪文化論「私の見た大阪文化」を作成。英語翻訳を併記した冊子にし、各国総領事館に配布。その論をベースに2015年関西学院大学において社会連携プロジェクトの講義を行う。参加学生の意見をもとに「Just Osaka」と題した動画を制作しYouTubeにて配信する。2015年より雑誌『新潮45』において「歴史再考」を執筆。2018年より株式会社ティーエーエヌジーとともにアニメ声優の朗読劇「フォアレーゼン」をプロデュース。現在は企業の商品・企業活動に人格を与えるブランドパーソナリティ、ブランドストーリーの構築も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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