出版社内容情報
令和の大阪が生んだ哲人・池永寛明の「コロナ禍後の社会」論を作家・中野順哉との共著で刊行。コロナ禍前から適合不全を起こしていた課題が顕在化するいま、何を考え行動するべきなのかを問う。
目次
1 適合不全時代(適合不全との共存と赦し合い;母性原理と「場」 ほか)
2 観の覚醒(「専門」への疑念;「専門」は便利 ほか)
3 場の変化(参勤交代の終焉;営業の変質 ほか)
4 時間の変化(対価と時間の分離;構造の変化 ほか)
5 生き方が問われる時代に(ワークかライフかではない;総括されない概念を継承する必要はない ほか)
著者等紹介
池永寛明[イケナガヒロアキ]
大阪ガスエネルギー・文化研究所顧問。1959年、大阪市生まれ。1982年、大阪ガス株式会社入社、人事・勤労、エネルギー企画、日本ガス協会企画部長、北東部エネルギー営業部長、近畿圏部長、エネルギー・文化研究所長ののち2019年より現職。大阪・関西の風土と文化、技術と社会を文化でつなぎ、都市・社会・産業の今とこれから、コロナ禍後社会のあり方などを研究し、講義・講演・SNSなどで情報発信
中野順哉[ナカノジュンヤ]
作家。小説を阿部牧郎、浄瑠璃台本を七世鶴澤寛治の各氏に師事。2000年、琵琶湖水質浄化の紙を演奏会のチラシ・プログラムに使用することで年間5000トン以上の湖水を浄化する企画を立ち上げる。2002年より各地の歴史をテーマにした講談を創作し音楽とコラボさせた「音楽絵巻」を上方講談師・旭堂南左衛門とともにプロデュース。2014年、独自の大阪文化論「私の見た大阪文化」を発表。2015年より雑誌『新潮45』において「歴史再考」を執筆。2018年より株式会社ティーエーエヌジーとともにアニメ声優の朗読劇「フォアレーゼン」をプロデュース。現在は企業の商品・企業活動に人格を与えるブランドパーソナリティ、ブランドストーリーの構築も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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